言語化は技術やセンスじゃない。日々のトレーニングで習得できる力なんです。
今回の本のご紹介
今回は、著者:荒木 俊哉さんの『こうやって頭のなかを言語化する。』をご紹介いたします。
みなさんはこのような経験ありませんか?
📍面接で頭が真っ白になって、完全にフリーズしてしまった
📍会議で急に質問が飛んできて焦ってしまい、考えがまとまらないまま話し始めてしまった
📍パートナーと喧嘩になったとき、自分の気持ちをうまく言葉にできなくて無言になってしまった
自分の頭の中のことなのに、なぜか言葉にできない。
そんな経験のあるあなたにぜひ読んでほしい一冊です。
この本の学びポイント
本書のテーマはタイトル通り「言語化力」。
「自分は言語化力に長けている」と言える人は少ないのではないでしょうか。
それもそのはず。学校でも習わないですし、研修などもありません。
つまり言語化力を学ぶ機会が無かったため、苦手なのは当然のことなのです。
著者の荒木 俊哉さんは世界で活躍さているコピーライター。
20カ国以上で仕事をされ、国内外で20以上の賞を受賞されたトップコピーライター。
そんな著者だから語る「言語化力」は非常にわかりやすく、納得のいくものばかり。
また言語化が上がるトレーニング法も記載。
この本を読めば瞬時に自分の頭の中の思いを言葉にすることができるようになるのです。
本記事では、厳選して以下の内容を紹介!
・言語化することのメリット
・言語化力において必要不可欠なもの
これらをピックアップしてまとめていきます。
この本の要点2選
言語化することのメリット
「なんとなく」あの人とは合わない。
「なんとなく」仕事に対して不安がある。
この「なんとなく」をきちんと言語化できると、モヤモヤした感情が一気にクリアになります。
そして、「どこに問題があるのか」を整理できて、悩みの本質をつかむことができるのです。
例えば、以下の質問にあなたは明確に答えられますでしょうか。
Q「あなたはなんのために働いていますか?」
自分のためでしょうか?
家族のためでしょうか?
顧客のため?では、同僚は?
こうして考えると自分のことなのによくわかっていないことに気付きます。
自分の考えや軸、生き方などを言語化できることで、それが道しるべとなる。
どんな道を歩んでいくにせよ、自分で納得したうえで次に進むことができるのです。
【Point】
漠然とした悩みや不安を抱えているのは自分の軸や考えを言語化できていないから。
明確な自分の軸があれば自分の人生を納得して進むことができる。
言語化力において必要不可欠なもの
言語化力の大切さは上述の通り。
では、言語化力を養うためにはどういった力が必要でしょうか。
ずばり答えは「聞く力」
もう少し言うと
・相手の話を聞く力
・自分で自分の話を聞く力
この2つがベースとなるのです。
相手の話を聞く力
相手の話から相手の目的を明確にすること。
その目的に紐付けれた思いを引き出して言語化する。
そのためには相手の話を聞く力が重要となります。
相手の話を聞く力を身に付けることで、周りとの関係を良くしてくいく。
こういった書籍もたくさん存在していますよね。
このように相手の話を聞く力の重要性はイメージしやすいと思います。
自分で自分の話を聞く力
一方で、自分の話を聞く力とはどういうものでしょうか?
先ほど挙げた「なんのために働くか」という質問について考えてみたときのことを思い出してください。
自分の答えはなんだろうと自問自答しましたよね。
この時、頭の中では、
1️⃣なぜだろうと問いかける自分
2️⃣なぜだろうと答える自分
というように2人の自分が会話しています。
このように自問自答の時間とは、自分に問いかけをしながら自分で自分の話を聞いていく時間なのです。
上述のように言語化力と聞く力の関係について密接だとわかります。
ただ、自分で自分の話を聞くのって難しいのです。
難しいからこそ「なんとなく」っていう言葉で片付けてしまう。
そこで、自分の思いを言語化するトレーニングを次の「実生活への応用」で紹介していきます。
【Point】
言語化力のベースは聞く力。言語化力の高い人は例外なく聞く力も高い。
実生活への応用
ここでは、「自分で自分の話を聞く力」を養うためのトレーニング方法をご紹介します。
なんと、1日たった3分でできちゃうぐらい簡単なものなのです。
その方法が、言語化ノート術。
この言語化ノート術は、「ためる」→「きく」→「まとめる」の簡単3ステップで構成されています。
ステップ1 ためる
◆「できごと+感じたこと」をメモする
頭のなかを言語化するのに必要なのは「自分への問い」です。
・なぜそう思ったのか
・なぜそう感じたのか
こういった自分への問いを出発点とします。
ステップ1は、自分への問いを作るために行います。
そのためには、まず「できごと+感じたこと」をメモしてためていきます。
【例】プレゼン終了。テンション上がった。
・できごと→プレゼン終了。
・感じたこと→テンション上がった。
メモはこれくらい短くてOK。
1日1つを目安にメモをしていきましょう。
ステップ2 きく
◆頭に浮かんだ言葉をノートに書き出す
では、自分への問いを作ります。
作り方は簡単。
【例】プレゼン終了。テンション上がった。のはなぜか?
最後に「のはなぜか?」をつけることで、自分への問いが生成されます。
問いが生成されたら、今度は回答に移ります。
3分間で5つ以上を目安に書きだします。
ポイントはとにかく頭に浮かんだ言葉をそのまま文字にすること。
誰かに見られるものではありません。
ノートに書きなぐるぐらいの方が、どんどん言葉が出てきます。
あなたの生の声を書いていきましょう。
ステップ3 まとめる
◆現時点での結論を1行で書く
「まとめる」を言い換えると、問いに対する現時点での自分なりの結論を出すこと。
結論の出し方は以下の通り。
ステップ2で記載した回答から、同じ意味の言葉を見つけて印をつけます。
・このプレぜンに勝ちたかた
・お客様にほめられて、うれしかった
・自分が認められた気がした
・実現したいプロジェクトだった
・会社からの評価が上がる気がした
このように印象的な言葉をピックアップします。
そうして、自分への問いに対し、自分なりの結論を出します。
【例】プレゼンでテンション上がったのは、相手に認めてもらえたら。
「自分への問い」から自分の頭の中にある思いを書き記す。
そして、自分にとってしっくりくる1行にまとめる。
そうすることで思考が整理されますし、記憶にも残りやすくなります。
言語化ノート術のまとめ
以上が、「自分で自分の話を聞く力」を養うためのトレーニング方法です。
この3ステップを日々の習慣にする。
すると、様々な問いに対し自分なりの「結論」が端的な言葉で自分の中にストックされます。
大事なことは習慣化すること。
この積み重ねが、どんな時でも一瞬で言語化できる自分を作り上げることにつながるのです。
補足:相手の話を聞くときへの活用
例えば、このような質問。
Q「あなたの会社名についてどう思いますか?」
こう聞かれても、明確な回答ってしづらいですよね。
では、次のような質問どうでしょうか?
Q「あなたは会社名をいつ言いますか?その時、いつもどのように感じますか?」
こう聞かれると、
「電話対応の時に言うけど、うちの会社名って長くていいづらいのよね。」
と具体的に答えれますよね。
実はこの質問の方法。
ステップ1の「できごと+感じたこと」を活用しています。
方法は「できごと→感じたこと」の順で聞くこと。
1️⃣あなたは会社名をいつ言いますか?
→過去の出来事を思い出させる。
2️⃣その時、いつもどのように感じますか?
→過去の出来事の中で感じたことを言葉にしてもらう。
こうして、相手の思いを引き出して言語化することができるのです。
「できごと+感じたこと」というのは、相手の思いを言語化するための聞き方のコツにもなるんです。
まとめ
「なんとなく」で終わらせない。
言語化力が高まると、明確な自分の思いを瞬時に伝えることができます。
ただし、言語化力のベースは聞く力。
物事を思考するには、自問自答。つまり、自分との対話が重要となります。
そして、自分との対話においては、自分の思いや感情を聞く力が必要不可欠なのです。
相手に「何を」伝えたいのか。
伝え方も大事ですが、その「何を」が整理されていないといけませんよね。
本書では「伝え方はレシピ、言語化は食材」と例示されています。
そう考えると、まずは言語化がいかに大切かわかるはず。
そして、その言語化力は上述のトレーニングを継続して高めていくことできます。
ゆくゆくはあなたの軸や、生き方を言語化できるようになりませんか?
言語化された具体的な指針を持つと、納得のできる人生を送ることができるようになりますから。
さらに!!
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言語化については、著者:三宅 香帆さんの本も紹介しています。
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【5分要約】『「好き」を言語化する技術』の読みどころ 感情を自分の言葉にする3ステップとは?
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