書く習慣 ~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~

読書感想

必見!人生なんて、「書く」だけで変わるんです!簡単に始められる”書く習慣”をご紹介いたします。

今回の本のご紹介

 今回は、著者:いしかわゆきさんの『書く習慣 ~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』をご紹介いたします。

 今の時代、SNSが発達し、Xであったり、Instagramであったりと書く機会が増えたと思います。そんなみなさんにオススメの一冊となっています!

 特に、こうしてブログを書いている私にとっては、大変有意義な一冊でした。

 さて、ここで質問です。タイトルに記載されている”人生が変わるような文章力”って何でしょうか。

 文章の構成力?斬新なネタ?そもそも元々備わっている文才?いろいろ思い浮かぶことがあるかと思います。

 しかし、答えはシンプルなもので「素直に自分がいいと思ったものを書き続ける。

 たったこれだけのことでいいんです。

 意外かもしれませんが、SNSをされている方からすれば、すでに経験されていることでもあるのです。

 ・フォロワーさんの書く内容に影響を受け、新しい趣味を始めた
 ・おもしろそうなつぶやきを見て、新しく本を買った
 ・好きなゲームアカウントを見て、ゲーム仲間と遊び始めた

 これらって誰かが書いたことに対して、あなたが影響を受けているパターンです。

 逆に言えば、あなたが書いた内容に対し、影響を受けている人もたくさんいるんです。

 でも自分は誰かにそんな経験させたことないよ…と思ったそこのあなた!そんなことないんですよ。題材とか考えず今日起こったことを書いただけでも影響を与えているんです。

 例えば、「仕事帰りにコンビニでプリン買おうとしたのに、売り切れだった…。最悪!!」とつぶやいたとします。

 これを見た人は、
 「仕事帰りってやっぱ甘いもの欲しくなるよね」
 「そんな人気なプリンなの?今度買ってみようかな!」
 「プリンおいしいけど、最近太ってきたし、ダイエット始めなきゃな…」

 などなど、別に”いいね!”をもらっていなくても、見てる方、影響を受ける方は間違いなくいるんです。

 このように、SNSを通じて、書く前の自分と書き始めた自分を比べてみると、人生が変わってると思えないでしょうか
 微々たる変化かと思われますが、私は確実に変わったと思っています。

 ちなみに、私、最近Threadsを始めたのですが、「思いっきて初めての投稿をしてみます。」だったり、「見ているだけではなく、これから私も書こうと思います!」だったりと今まで書くことをためらっていた人、結構いるんだなと感じました。

 かく言う私も、今ではSNSやA4ノート、またこのブログなど、日常生活で書く機会が多いですが、初めてTwitterに投稿したときはドキドキしたのを覚えています。

 A4ノートに書いている理由はこちらの投稿をご覧ください。
 【朝イチの「ひとり時間」が人生を変える】

 さて、話を戻します。上述の通り、「書くことの影響・効果」について認識いただけたかと思います。

 一方でThreadsの例のように、書くことにためらっている方々も多いはずです。

 そこで今回は、日常生活で書く習慣が無い方から、私のようにブログを書いてるような方まで、いろいろな方の観点で「書けない理由と書くための方法」についてまとめていきます。

 今回こちらで要約する内容はこの3つ!
 1.書く「勇気」を手に入れる
 2.書く「習慣」を手に入れる
 3.書く「技術」を手に入れる

 さらに言いますと、

 1⇒これから書いてみたい人向け
 2⇒あまり書くのが続かない人向け
 3⇒書いてる内容が誰かの役に立っているか悩んでいる人向け

 となっておりますので自分がどのタイプなのかと自問しつつ、読んでいただければと思います。

書く「勇気」を手に入れる

 まずは、文章を書いてみたいが、書く行為ができない方へ。

 そういった方は次のような思いを持っていないでしょうか?

 ・自分の書いた内容が、相手に見せられるものか不安である
 ・起承転結をうまくまとめられない
 ・そもそも自分の文章なんて、書いても意味がないと思う

 当てはまる方、いらっしゃるのではないでしょうか。このような悩みについて、本書では次のように述べられています。

 「書くこと」を、もっと自由に考えてほしい。飾り気のない言葉に「自分らしさ」が滲み出る。

 「とは言われてもなー…」と思ったそこのあなたへ!とある本を紹介します。

 本の要約をしている中で、さらに別の本を例に出すのも、おかしな話ですが、それでもいいんです!自由に書きますから!

 現在『自分とか、ないから。』という本を私、読んでいます。
 題材は「東洋哲学」で、一見堅苦しい内容かと思います。

 それでは、この本の一部を抜粋します。

 東洋哲学は、とにかく楽になるための哲学なのだ。

 無職だろうが、離婚してようが、ふとんにいようが、めちゃくちゃ楽になれる、ヤバい哲学である。

 ちなみに、先にいっておくと、東洋哲学にはひとつ弱点がある。

 友達の家に遊びに行ったとき、ブッダのポスターが、でかでかとはられていたら、どう思うだろうか。

 最強に怪しい。

 堅苦しさ等はなく、どこか日記に近くないでしょうか。「めちゃくちゃ」だったり「ヤバい」とか、こういった表現でも別に問題ないんです。

 大事なのは自分の思い。”誰かに見せるもの”と考えると途端にかしこまって、身構えて、綺麗事ばかりが並んだものになりがちです。

 そこで、まずは誰にも見せない前提で本音を書く練習をしてみることを、本書ではおすすめされています。

 文の作法とか気にせず、まずは書いてみることを始めてみましょう!

 最初の一歩を私は応援しています!!

書く「習慣」を手に入れる

 「”書く”ってもっと自由で、意外と適当でいいんだ!」と認識していただけたかと思います。

 それでも以下のような理由で書けない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ・書きたいけれど、実際に書くという行為が面倒だ
 ・文章を書くのに気合いをいれないと書けない
 ・そもそも書く時間がない

 こういった理由で文章が書けないという方は「書く習慣」が身に付いてないからだと述べられています。

 いくつか習慣化するための方法がこの本では紹介されています。

 習慣化する。言い換えれば、無理なく「書く」とこを日常生活に組み込むのです。

 まずは、ハードルを下げることです。

 例えば、「毎日、記事をひとつ書く」という目標を立てたとします。

 始めのうちは毎日できていても、時には残業続きで、もうクッタクタ…。記事を書く気力なんてないよ…って日も出てきます。

 そんな時に試していただきたいのが、「5分だけやろう」と自分に唱えることです。

 そうすることで、「1文字だけでも、今日あったことを書いてみようかな」と思い、”5分だけ”と思っているうちに、10分、20分と経ち、「やったー!!記事が完成した!」なんてことも可能となります。

 ちなみにこちら、心理学では「作業興奮」と呼ばれていて、やる気がなくても作業を始めていくと、次第にやる気が高まっていくものなのです。

 要は、やる気を出すにはほんの少しでもやってみる。たったこれだけで習慣化につながるのです。

 次に書く時間がないという方ですが、率直に伺います。

 本当に時間がないのですか?

 一日24時間のうち、確かに、仕事といった「しなくてはいけない時間」があります。

 一方で「何かしようがしまいが、どっちでもいい時間」が必ずあるはずです。

 自分の一日を思い返してみてください。

 ・電車移動している時間
 ・部屋でぼけーっとして、テレビやYouTubeを見ている時間
 ・スマホゲームしている時間

 わりと自由に使えるスキマ時間はあるんです。この時間を少しずつ書く時間にあてて、習慣してみるのはいかがでしょうか。

 さてさて、ここまで習慣化できない原因、および改善策を記載しました。

 では、文章を書いてみよう!となりますが、実際に何から始めるのが良いのでしょうか。

 本書では、一番ハードルが低いのはSNSのXだと紹介されています。

 140文字という制限の中、Xで日々つぶやいてると、自然と文章力も磨かれます。

 私、読み終えた本の読了ツイートをXで定期的に行っているのですが、140文字以内でまとめるのが意外と難しいんです。

 こういった本の感想ツイート以外にも、書くことを楽しく習慣化するために、以下のようなツイート方法が勧められています。

・オンラインの飲み会イベントや勉強会の「実況ツイート」
・漫画や映画の感想ツイート
・何気ない日常ツイート

 上記のものはあくまで一例となりますが、他にもこちらの著書では、”「書く習慣」1ヶ月チャレンジ”というのが掲載されています。

 毎日指定されたテーマが指定されて、そのテーマに沿って1ヶ月書いていくというものです。

 何を書こうかと迷っている方はこちらにチャレンジしてみて、書く習慣を身につけていきましょう!

書く「技術」を手に入れる

 文章を書くのが楽しくなってきたら、よりたくさんの人に読んでもらいたいと思うものです。まさに私のことです。

 やっぱり読んでもらえた充実感は「書く習慣」をさらに定着させるモチベーションになります。

 この章で記載する内容は、結構自分向けだったりもします。

 たくさんの方に読んでもらう方の方法について、今回は厳選して2つご紹介いたします。

 1つ目は、「書き手の本音を書くこと」です。

 例えば、このブログのように、ものを紹介しているとします。

 若干、語弊を生む書き方をしますが、ものの紹介って、別に書こうと思えば誰でもそれっぽく書けるんです。

 具体的に言うと、新しく発売されたカップラーメンを例にします。

 『これまでに同社から発売されたカップラーメンと比べてタンパク質が多く含まれているのが特徴で、驚くべきことに、なんと開発期間になんと5年を費やしたのです!身体にもよく、値段もお手頃!要注目のカップラーメンです!』

 という感じでそれっぽく書けますが、読者が求めているのは、

で、あなたは食べてみてどう思ったの?

 ということなんです。

 商品の説明をまとめただけだと、正直そのカップラーメンのホームページを見れば済むことなのです。

 読んでもらうのに大事なことは、いかに読者が書き手のファンになってもらうか

 そのために書かなきゃいけないことは、書き手の「感想」や「本音」なのです。そうすることで、

 「この人の書く解釈、好きだわ!」
 「この人、こんなこと考えているんだ」

 というように、その文章を通じてファンがつくようになるのです。

 「実体験」のある文章は、読者にとって価値のあるものとして捉えられるのです。

 私の場合だと、実際に本に書いてあることを実践し、その感想を書くということですかね。

 そうすることで、その本をより詳細に紹介できますし、自分らしさを出せるブログになると考えています。

 2つ目は、「更新する時間を決める」ことです。

 これはどう言うことかというと、なんとなくでもいいので毎回同じ時間帯や曜日に投稿すれば、誰かの日常に溶け込める可能性があるのです。

 確かにYouTubeで毎週土曜日の19時に更新されるチャンネルがあるのですが、自分の生活に溶け込んでますね。定期的この時間帯になると見に行っているなと思いました。

 誰かにとっての日課になること。固定ファンを作るということですかね!確かにこの考え、大事だなと思えました。

 この他にも、よりたくさんの人に読んでもらえるプロセスについて紹介されているので、いろいろと取り入れてみたいと思います!

最後に

 最後まで、読んでいただき誠にありがとうございます。今後も読書の要約ブログとして、自分がその本を通じてどう変わったかという実体験を交えて、書いていきたいと感じました。

 ただ、この本から得た実体験というのは、まさにこのブログになるということですかね。

 数ヶ月経って、この本の○○を参考にしたことで、ブログの読者さんが増えたんです!というような振り返りも書けたらおもしろそうですね!

 最後に、私が書いた本書の読了ツイートを載せて締めさせていただきます。

 書くことによって楽しさを見出だせる、そんな1冊です。
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