頑張るのはもう古い?!ChatGPT初心者にこそ、読んでほしい1冊です!
今回の本のご紹介
今回は、著者:伊藤羊一さん 尾原和啓さんの『努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術』をご紹介いたします。
ChatGPT。その言葉が出てきてからしばらく経つと思います。
ただ、みなさんどうでしょう。実際にChatGPTを活用したことございますか?
📍別にIT業界に勤めているわけではないし、自分には関係ないや
📍生成AIの仕組みがよくわからなくて、なんだか怖い
📍人間らしさが失われるんじゃないかと心配だ
まだまだChatGPT含め、生成AIを使っていないという方もいらっしゃるかと思います。
でも、実はChatGPTは思っている以上に身近に活用できるツールなんです。
私もこの本を読みながら、実際にChatGPTをインストールしてみました。
その結果、「えっ?!こんなことができちゃうの?」という驚きの連続でした。
この本の学びポイント
本書のテーマは「ChatGPTの有効活用法」。
ビジネスシーズンでは、会議の議事録の作成、スケジュール調整、市場調査の資料作成など。
この作業、全部AIでできちゃいます。
他にも、イラスト・デザイン、シナリオ、音楽制作などの場合。
AIを活用することで、既存のものを何パターンも組み合わせ、いろいろなもの生成できるようになりました。
今回はそんなChatGPTの活用術について、これからの社会で求められることとあわせてまとめていきたいと思います。
今回こちらで要約する内容はこの2つ!
1.これからの社会とChatGPT
2.ChatGPTの活用法
ChatGPTのすごさをぜひとも知っていただければなと思います。
この本の要点2選
これからの社会とChatGPT
上述の通り、会議の議事録の作成、スケジュール調整、市場調査の資料作成など。
これらは生成AIで瞬時にできてしまうのです。
では私たちに求められることは何でしょうか。
答えは「いかに顧客に惚れ込んでもらうものを作れるか」です。
例えば、iPhone。
iPhoneが上陸した途端、瞬く間に日本に広がりました。
ジョブズがiPhoneを作ったのは、
🙅顧客に言われたから
🙆自分がこんなデバイスがほしいと思ったから
こういう理由からでした。
このように、社会は「自分がほしいものをつくること」へと転換しています。
何が欲しいのかと顧客に聞く・調査するのではないのです。
こんなものを作りたいという熱に共感してくれる人を増やす。
この考えが、これからのマーケティングの軸となるのです。
つまり、しっかりと自分軸を持ち、”なぜやりたいのか?”という思いが求められます。
生成AIには、「こういうものをつくりたいんだ」と最初に質問をする。
すると、そのために必要な情報や手順というのは、ChatGPTがインターネットにつながった80億人の知恵を総動員して考えてくれます。
まずは「これを、やりたい」と一歩を踏み出せる人が、成果を出せる人なんです。
歩き出して必要だ思うものはChatGPTがアシストしてくれます。
そして仲間になってくれる人や協力してくれる人が自然と集まるのです。
【Point】
あなたの抱く夢や目標がどんなに高くても、ChatGPTを相棒にすることでどんどん高いところへ上ることができ、やがて到達できる。
ChatGPTの活用法
では具体的にChatGPTをどのように使うのでしょうか。
本書ではChatGPTを「壁打ちの相手として使う」方法として紹介しています。
壁打ちとは、まさに壁に向かってボールを打つイメージ。
相手に話を聞いてもらい、相手からきた答えを打ち返すことを繰り返していく。
そうして、自分の考えを整理していくのです。
簡単に言えば、ChatGPTと対話しながら一緒にアイデアや解決策を作っていくのです。
壁打ちは次の5つのステップで行います。
①まずはざっくり
②問題を小分けにする
③打ち手を考える
④絞り込む
⑤じっくり質問を繰り返す
具体的に見ていきましょう。
お題は「野球で球を今より速く投げるためには?」です。
①まずはざっくり
では、聞いてみましょう。
Q『野球初心者で、球を今より速く投げるためにはどうすればいいですか?』
すると、以下のような回答が表示されます。※一部省略しています。
A『球を速く投げるためには、以下のポイントを意識すると効果的です。』
1.正しいフォームを身につける
2.筋力・柔軟性を強化する
3.スナップと指の使い方を意識する
4.継続的に練習する
このようなアドバイスが返ってきます。たくさん提示してくれたのがわかります。
②問題を小分けにする
次に自身が考える問題点について詳しく聞いてみます。
文字の多さの問題で省略していましたが、各事項について補足情報が記述されています。
例えば、「3.スナップと指の使い方を意識する」について、補足情報として「ボールの握り方を工夫する(握りすぎず、適度な力で)」とあったので、ピンポイントで、こう聞いてみます。
Q『今より速く投げるたのボールの握り方について教えてください。』
A『ボールの握り方を工夫すると、球速が上がりやすくなります。以下のポイントを意識してみてください。』
と答えがあり、また具体案をずらーっと挙げてくれます。
③打ち手を考える
それでは打開策、打ち手についてさらに聞いてみましょう。
Q『それぞれのポイントやコツを習得するための練習方法を教えてください。』
すると、
①ボールの握りを意識する練習
②指の使い方やスナップ強化練習
③遠投による力の伝え方
④下半身・体幹を使う練習
⑤実践的な投球練習
といって、見出しが列挙され、具体的な練習方法をずらーっと提示してくれます。
④絞り込む
これだけの回答にすでに驚きですが、さらに前提と制約条件を加えて質問をします。
Q『現在、野球を初めて半年が経ちます。あなたは、野球のコーチです。学業を疎かにせず、球速を今よりも5km/h上げる方法を5つ挙げてください。』
前提①→野球を初めて半年が経つ
前提②→ChatGPTを野球のコーチとして役割付ける
前提③→学業を疎かにしない。
条件①→5つ候補を挙げる
先ほどまでは「ざっくり」として質問で、なるべく多くの人に当てはまりそうな回答をしていました。
しかし、こういった感じで前提を明確にすることで、ChatGPTはそれに合わせて回答してくれます。
回答の一例を挙げると、
■週3回・30分の体幹&下半身トレーニング
・体幹や下半身を鍛えることで球速が向上します
・学校の授業や部活動の合間、自宅でできるトレーニングを行いましょう。
このように、学生相手として、より具体的な案を提示していくれるのです。
⑤じっくり質問を繰り返す
上述の①~④のステップを踏んで、あとは繰り返し、たくさんの質問を行っていくのです。こうして、ChatGPTと改善策やアイデアを出していけるのです。
もしあなたに悩みがあってモヤモヤしていたら、ChatGPTに吐き出してみましょう。
そうすることで、問題を小分けにでき、スッキリすることが可能なのです。
【Point】
ChatGPTを「壁打ちの相手として使う」ことで、ChatGPTと対話しながら一緒にアイデアや解決策を作っていくことができる。
実生活への応用
私も本書を読んでからCatGPTをいろいろと活用してみました。
そして思ったのが、いかに具体的な質問をするかで回答の精度が変わると実感しました。
例えば、このような方法を紹介します。
Q『松下幸之助さんの著書の要約を探してきて、それを簡潔にまとめてください。そのまとめから松下幸之助さんのキャラクターを想定して、5つのアドバイスをください。』
ChatGPTは、松下幸之助さんがどのような人物か、過去にどのような発言をしてきたかなど、インターネット上に蓄積された書籍の要約などから情報を集めて、何通りものアドバイスを提供してくれます。
このような質問方法で、過去の偉人の「経験」を知り、自身に取り入れることができます。
著書では、偉人の「経験」をコピーできると表現しています。
さらに、
Q『私は○○のリーダーです。来年度よりチームの人員削減が決まっており、悩んでいます。この点を踏まえてアドバイスを5つください。』
と質問すると、偉人の哲学を踏まえつつ、今のあなたの状況に合わせた回答が返ってきます。
もし同じ立場なら偉人はどうするだろうと偉人の思考をコピーするのです。
私も実際に自身の仕事の状況に関する悩みを書いてみました。
結論を言うと、すごく為になるアドバイスを提示してくれました。
これらのアドバイスを意識して取り組んでいこうと本当に思えました。
上述の質問はビジネスシーンでの活用となりますが、身近なシーンでも使えます。
・半年以内に、○○kgダイエットするためのジムの活用手順
・栄養バランスを考慮した1週間の献立メニュー
・自分の抱える悩みを解決してくれる本の選書
このようにいろんな悩みに対して活用できるのです。
みなさまも、ChatGPTでいろいろな聞き方を試してみてください。
問題解決への糸口が見つかるはずです!
最後に
最後まで、読んでいただき誠にありがとうございます。
ChatGPTについて、おもしろいツールだなと興味を持っていただけたでしょうか。
本書では、今回挙げた例以外にもたくさんの活用方法について記載されていますので、実際にその手に取って読んでいただきたいです。
私も上述の通り実際にChatGPTをインストールし、がっつり活用しています。
今の悩みを書いてみて、その悩みに効果のある本を提示してもらいました。
その本を読んでみたのが、すごくおもしろい!!
読み終えたらこちらに要約・感想をまとめようと思います。
この本を読んでみたい!と思われましたら、ぜひリンクからチェックしてみてください⏬
<ゆーの勉強部屋-Instagram>
https://www.instagram.com/yuu_studyroom/

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