【5分要約】『人は聞き方が9割』 職場で信頼される聞き方の極意とは

読書感想

なぜあの人は好かれているのか?答えは「聞き方」にあったんです

今回の本のご紹介

今回は、著者:永松 茂久さんの『人は聞き方が9割』をご紹介いたします。

「頼りになる先輩」と言われたい。
けどいざ後輩から相談を受けると何て返していいかわからない。
そんな悩み、あなたにも当てはまりませんか?

実際、「この人に相談して良かった」と思える人って、ほんとうに頼りになりますよね。
そういう人の特徴っていったい何なんでしょうか。
📍話をするとすごく安心できる
📍自分のことを理解してくれてホッとする
📍自然と自分の本音を話せていた

いわゆる聞き上手ではないでしょうか?
本書は、そんな”聞き方”に特化した内容となっています。

この本の学びポイント

本書のテーマは「人に好かれる聞き方」。

著者の兄弟本として『人は話し方が9割』という著書がございます。
こちらのタイトルにもなっている通り、人って本来は「話したい」ものですよね。

しかしコミュニケーションは「話し手」と「聞き手」で成り立つもの。
自分の話を聞いてくれて、もやもやしてた気持ちをスッキリさせてくれる。
そんな人にはつい好意を抱くものです。

そこで、話下手で悩んでいるあなた!
話すことに気を遣いすぎずこのような「聞き手の極意」を学んでみませんか?

もう会話が苦手だと悩むことはないんです。
この本を読むことで、職場で頼りになる先輩と思われること間違いなし!
聞き上手になることで、周りからの評価をぐーんと上げることができちゃいます。

そこで本記事では、
1️⃣「聞き上手」の魅力
2️⃣人に好かれる「聞き方」
この2点に絞って要約してまいります。

この本の要点2選

「聞き上手」の魅力

「聞き上手」の魅力の正体は何なのか?
先にこの結論を書いてしまうと、それはコミュニケーションの主導権を握っていることなんです。

ここで一つわかりやすい例を出します。
それはトーク番組。番組の司会者は基本的に聞き手です。
話をしているのはゲスト側ですが、話を振ったり、リアクションを取ったり。
会話の主導権は聞き手である司会者ですよね。

このように司会者である聞き手がコミュニケーションの主導権を握っている。
そうすることで、ゲストである話し手は気持ちよく安心して話ができるのです。

自分も相手も安心できる空間を作ってくれる。
これが聞き上手の魅力なんです。
上手く聞き手に回ることができれば、無理に話す必要もありません。
安心感を与えているからこそ、自然と会話が楽しく発展していくのです。

【Point】
聞き手こそが、会話の主導権を握っている。
その結果、話し手である相手は安心し信頼へとつながる。

人に好かれる「聞き方」

ここからは実践編です。
人に安心してもらえるような聞き方を本書では、「魔法の傾聴」と呼び、その技術が5つ紹介されています。
本記事では明日からすぐに使えるものを厳選して3つ紹介します。

1.表情

相手の感情に表情を合わせることがポイントです。
相手の話の内容に表情を合わせることで、「私はあなたの気持ちがよくわかります」と表現するのです。

そして気を付けたいのは目です。目は口ほどにものを言うという言葉があるぐらい。

しっかりと相手の話を聞くときは、眉間に力を入れると自然に表情は引き締まります。
一方で、笑顔を作るときは、眉間を大きく開くことを意識しましょう。

もちろん普段から笑顔でいるのは忘れないでください。

2.うなずき

うなずきは相手に安心感を与える一番のリアクションです。
漢字では”肯き”とも書くことができます。
そうです。うなずきは、相手を肯定するためのリアクションなのです。

また、このうなずきもしっかりと感情を表現することができます。
相手の話に大きく納得したとき、深くうなずきますよね。

実はこの首の強弱をうまく使い分けることで、相手の話にリズムがついていくものなのです。

3.感賛

感賛とは「感嘆+称賛」から成り立つ造語となります。

・感嘆→相手の話に対する驚きの表現
・称賛→相手を称える言葉
この2つをセットで使っていくようにするのです。

例えば、
話し手「最近、会社で役職が上がったんだ」

聞き手「わあ、すごいじゃん! よかったねー」

というように、「驚き+褒め」をひとまとめにして返すのです。

自分の中でわりとオーバーだなと思うくらいのリアクションでも大丈夫。
この「感賛」に思いを乗せることで、その後の相手のテンションがほとんど決まるものなのです。

【Point】
魔法の傾聴は実はそこまで難しい技術ではない。

少しずつ取り入れることで聞き上手に近づくもの。

実生活への応用

実際に職場で部下から相談を受けた場合、あなたならどうしますか?
つい自分の意見や経験を話しがちな人は要注意!
「聞き手」であることをしっかりと意識してみましょう。

あくまで一例ですが、次のような行動や姿勢を取り入れてみましょう。

姿勢

相手に身体を向けましょう。
体ごと部下の方向を向く。
場面にも寄りますが、斜め45度が理想。
前のめりになりすぎず、リラックスしましょう。

腕組みなんかしていると、印象が悪いですよね。
「あなたの話に寄り添いますよ」と姿勢で表しましょう。

表情

上述のとおり、まずは笑顔で接する。
無表情や真顔のままだと、後輩目線では「怒られてる?」と勘違いしてしまいます。

そして適度に相づちをする。
そうです。きちんと部下のことを肯定していることを示してあげてください。

視線

適度なアイコンタクトを意識してみてください。
常に見つめ続けると部下からすれば圧を感じちゃいます。
時折、机に視線を落とすくらいが自然。

また、話の区切りで目を合わせる。
部下からすると「ちゃんと聞いてくれている」と思ってもらいやすくなります。

声のトーンとテンポ

少し低めで落ち着いた声を意識してみてください。
相手に安心感を与ることができます。

また話すときは、相手の話すスピードに合わせること。
こうすることで相手との同調が生まれます。
もちろんこちらが話しすぎるのはだめですよ。

このようにちょっとした表情や姿勢で相手からの印象は非常に変わるものなのです。
まずはあなたができることから一つずつ取り入れてみましょう。

まとめ

あなたに辛いことがあったとき、「どうしたの?」と自分の話を聞いてくれる人がいる。
それだけでも安心できますよね。

人の話を聞くというのは、一見地味なこと。
しかし、想像以上に相手に安心感を与えるものなのです。

今度はあなたが聞き手となって、安心感を与える側に回ってみませんか?
きっとあなたに聞いてもらえることで救われる人がいますから。

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