チームの仕事がうまく回ってない原因。それってリーダーが原因なのでは?
今回の本のご紹介
今回は、著者:石川 和男さんの『仕事が速いリーダーと遅いリーダーの習慣』をご紹介いたします。
本書は、リーダーという立場で、自分のそしてチームの仕事効率を高めるための習慣を学べる一冊となっています。
この本の学びポイント
本書のテーマはタイトル通り「仕事が速いリーダーの習慣」
部下に指示を出しているのに、なぜか部下が動いてくれない…。そんな経験ありませんか?
あなたがプロジェクトのリーダーになった際に何を意識していますか?チームがうまく回っていない場合、リーダー自身の仕事習慣次第で確実に良い方向へと進みます。
この本では、
📍これからリーダーになる人
📍リーダーとしてPJを進めている人
📍よりよいチーム作りを目指している人
こういった方々にぜひとも読んでいただきたいです。まだ社会人になりたての方でも効率の良い仕事の進め方が学べます。
この本で紹介されている”仕事が速い人の習慣”はなんと50個!本記事ではその中から厳選して3つご紹介いたします。
この本の要点3選
速いリーダーは部下に仕事を任せる
リーダーの重要な任務。それは「部下を一人前に育てること」。仕事が速いリーダーは部下に仕事を徐々に教えていきます。
一方、仕事が遅いリーダーは、「部下なんかに仕事を任せられない!」と、仕事を自分で抱え込むため毎日残業してしまいます。これでは、部下はいっこうに育たず、モチベーションも下がってしまいます。
部下に仕事を任せ、次世代のリーダーを育成する。そうすると、ゆくゆくはチームが高いパフォーマンスを見せることができ、あなたを含め会社全体の利益につながるのです。
【Point】
仕事が速いリーダーは、いち早く部下に仕事を教え、自分は一歩上の業務に集中する!
速いリーダーは早く来て早く帰る
一歩上の業務を行うためにも、リーダーは部下より早く出社してスケジュールや、メールチェックのような雑務を予め済ませておくのです。
リーダーは自分の業務に専念するだけでなく部下のマネジメントもしなくてはなりません。
部下と同じ時間に来て雑務に追われる。そんな姿を見せられると、部下は連絡や相談がしづらい。これではチームの生産性は落ちてしまいます。
それと単純な話ですが、仕事に追われ余裕がない姿を見せたり、時には遅刻してきたりするリーダーって信頼できます?
仕事が速いリーダーは、早く来ることで雑務や集中したい仕事を片づけます。そして定時に出社してきた部下の話を聴く体制を整えます。さらに早く帰ることで、プライベートの時間を充実させているのです。
【Point】
仕事が速いリーダーは、朝の時間を有効的に使う
速いリーダーは小出しに指示する
部下を育成するために、リーダーは指示を出しますがこの指示の仕方ひとつで部下からの信頼度が変わるものなのです。
ポイントは一度に伝える指示は1つ。多くて3つまで。複数指示を出すときは優先順位を明示すること。
部下が抱えている業務を何度も共有しつつ、小出しに指示することで、進捗具合を確認しながら業務に取り組むことができます。
人は一度に長時間のコミュニケーションを取るより、短時間でも数回に分けてコミュニケーションを取るほうが、信頼関係が構築されやすいと言われています。
そういった意味も兼ね合わせると、一度にたくさんのことを伝えるより、数回に分けて指示するほうが正確に伝わるし、コミュニケーション面にも良いと言えるのです。
【Point】仕事が速いリーダーは、部下を混乱させないように指示を出す順番を考える!
実生活への応用
【今リーダーの方】
身に付いていない習慣を知り、取り入れみるのはいかがでしょうか?
チームのマネージメントの向上、部下のモチベーションおよびパフォーマンスの向上、無駄のない仕事の段取りなどを実感できるはず。
そのために習慣チェックリストを使って定期的に見直すことをおすすめします。
1️⃣50項目の中から3~5習慣を選び実践
2️⃣一定期間後に振り返る
・効果が実感できたか
・習慣化できているか等
3️⃣必要に応じて新しい習慣を選んで実践
このサイクルを繰り返すことで、仕事が速いリーダーのノウハウが身につき、高い質を保ったまま仕事が速く片づくようになるのです。
【今リーダーではない方】
あなたの思い描くリーダー像はありますか?そのリーダー像に今の自分には何が足りないか考えてみましょう。
例えば、
・メールだけに頼らず急ぎの用であれば電話連絡する
・細かなスケジュールを記憶に頼らず記録する
・いつも明るく愛想良くふるまう
どうでしょう。こういう習慣ならできそうじゃないでしょうか。実はこれらも速いリーダーの習慣50個の中にあるんです。
ですので、この本はリーダーでなくても効率良い仕事の進め方を学べ、今後リーダーになる際には非常に参考になる一冊なのです。
まとめ
仕事が速いリーダーの習慣について、自分自身はどれだけ当てはまることができるのか。こちらの本を読んであなたの現状と比べてみてください。この本は、より良いチーム作りのためのきっかけを与えくれるはず。
いきなり50個全て取り入れるのは大変です。
この本を読んで響いた内容、これならできそう!と思った内容を早速明日から取りいれてみましょう!
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