道をひらく

読書感想

今なお読み継がれている名著。あなたの人生観・仕事観をじっくりと見直してみませんか?

今回の本のご紹介

今回は、著者:松下 幸之助さんの『道をひらく』をご紹介いたします。

本書は、パナソニック(旧・松下電器産業)創業者の松下幸之助さんによる短編随筆集。
あなたは人生において何を大切にしていますか?
この本は、自分自身の人生観や価値観について深く考えさせられる一冊となっています。

この本の学びポイント

本書のテーマは「自らの力で道を切りひらく考え方・心構え」

この本はただのビジネス書ではなく、困難や課題等に直面したときに自らの道を切りひらくための指南書といっても過言ではありません。

著者は「経営の神様」とも呼ばれ、多くの経営者やビジネスパーソンに今もなお影響を与え続けています。
そんな偉大な松下幸之助さんが語る考えを基に、人生の指針や仕事への向き合い方を見つめ直してみませんか。

この本では、
📍軸となる価値観や信念を見つけたい
📍努力しているのになかなか結果が出ない
📍「人生、このままでいいのか」と悩んでいる

そんな悩みを抱えているあらゆる方々に一読、いや繰り返し読んでいただきたい一冊となっています。

この本で紹介されている松下幸之助さんの思想・哲学はなんと121篇!本記事ではその中から私が心に響いた内容を厳選して3つご紹介いたします。

この本の要点3選

困っても困らない

困難なできごとは生きていくうえで必ず直面する。
そういうときに、「どう考え、どう処理するか。」これによって、今後の幸不幸、進退が決まるものだ。

逆にどうしようと狼狽えると、何も良い知恵が思い浮かばなくなる。最悪の場合、原因も責任も全て他の人のせいしてしまう。

困難を困難としてとらえず、思いを新たに固い決意を持っていれば、困難がかえってステップアップするための土台となる。困難なときこそ、夢を切りひらくチャンスである。

【Point】
困ることが起きても「困らない心」を持っていれば、道は切りひらく。

転んでも

人生は長い。世の中は広い。だから失敗もする。そんなとき、「七転び八起き」ということわざはありがたい。
とは言っても、ただ七度転んでも八度目に起きればよいと呑気に考えてはいけない。
一度転んで失敗に気が付ける人間でありたい。

そのために、「転んでもただ起きぬ」と言えるほど、真剣に取り組みたい。
失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れた方がいい
真剣ならば、たとえ失敗しても、このままでは終わらないぞ!という十分な心構えができてくるものだ。

【Point】
失敗したこと自体を責めるのではなく、その失敗から何を学ぶか、どう立ち上がるか。そこに価値がある。

自分の非

人間は誰しも、時には誤り、時には失敗をしてしまうもの。
大切なのは、そのときに自分の非を素直に自覚することである。

しかし、自分の非を素直に認めず、ましてや言い訳をしてしまいがちである。
これでは信頼関係が損なわれ、相手を傷つけてしまう恐れがある。さらには、自分の立場を失ってしまうことだってある。

自分の非を認めることは、一人前の人間としての立派さがうかがえるものである。

【Point】自分の非を素直に認める心構えを、常日頃、十分に養っておく

実生活への応用

<困難との向き合い方>
状況が厳しくても、心を取り乱さず、「どう乗り越えようか」と冷静に考えることが大切です。
仕事で困難な場面に直面しても、あなたのこれまでの経験や工夫、努力によって困難は必ず乗り越えられるのです。

<失敗との向き合い方>
仕事でミスをしても、言い訳をしないこと。ましてはうそをつかないこと。
ただただあなたへの信用度が下がるだけです。肩身も狭くなります。

素直にごめんなさいと謝り、同じミスをしないよう原因と改善を究明する。
失敗という経験は未来の成功につなげることができるのです。

<仕事との向き合い方>
仕事は単なるお金稼ぎではなく、人間としての成長の場であり、社会に貢献できる手段。
共に仕事をする人に感謝の意を持ちながら、どんな仕事にも誠実にこなす。
仕事を通じて、自分を磨き上げることで、あなた自身の道を切りひらくことができるのです。

まとめ

この本では、人間として生きるうえでの普遍的な心の姿勢を教えてくれます。
「困難に立ち向かう勇気」「素直さ」「自らの成長」の積み重ねが、道をひらく礎になります。

必ずあなたにとって響く言葉がこの本で見つかります。
その言葉は今後あなたが生きていく上で、核となる考え方となるでしょう。

重複いたしますが、一度だけでなく、繰り返し読み返すことで新たな発見がある一冊です。
今後の人生や、今抱えている問題について、少し立ち止まって考えたいときって誰にでもありますよね。
そんなとき、この本はきっとあなたのことを助けてくれます。

この本を読んでみたい!と思われましたら、ぜひリンクからチェックしてみてください⏬

<ゆーの勉強部屋-Instagram>
https://www.instagram.com/yuu_studyroom/

コメント