眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話

読書感想

安心してください。自律神経が整っていれば、あなたはいつだって元気でいられますから。

今回の本のご紹介

今回は、著者:小林 弘幸さんの『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』をご紹介いたします。

なんだか最近、寝つきが悪い…。
日中もぼーっとして、集中力が続かない。そんな悩みを抱えていませんか?
実はそれ、自律神経の乱れが原因かもしれません。

本書は、そんな現代人に多い不調の原因とその対処法を、わかりやすく解説してくれる一冊です。

この本の学びポイント

本書のテーマはタイトル通り「自律神経」

著者の小林弘幸さんは順天堂大学医学部教授で、自律神経研究の第一人者。
本書では、日々の生活で自律神経を整える習慣や、ちょっとした心がけをイラスト付きで紹介しています。

この本では、
📍30歳になって急に体がしんどくなってきた
📍気圧や気温の変動で一日中頭や気分が重い
📍自律神経が不調だと体にどう影響を及ぼすの?

そんな悩みを抱えているあなたにぜひ読んでいただきたい一冊となっています。

本記事では自律神経の簡単な説明から日々気を付けるべき内容を厳選して3つご紹介いたします。

この本の要点3選

自律神経とは?

自律神経とは、呼吸・消化・心拍など自分の意思でコントロールできない神経のこと。寝ているときも含め24時間働き続けています。
また、自律神経は交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)に分けられこの2つの神経のバランスをとることで、体と心の健康が保たれています。

しかし強いストレスに直面するとこの2つのモードが正しく機能しなくなり、自律神経が乱れるのです。
その結果、めまい・頭痛・動悸・不眠といった体の不調が引き起こされます。

男性の場合は30代半ばから、女性の場合は40代以降大きく自律神経が乱れ始めると言われています。

【Point】
あなたの体や心の不調は強いストレスによって自律神経が乱れてしまっているからかも。

自律神経を整える生活習慣

自律神経は生活習慣・適度な運動・メンタルケアにより整えることができます。
ここで紹介するのは、「生活習慣」。
日中は交感神経が優位になり、夜に副交感神経が優位になるよう切り替わるのが正常なリズムです。

そのために、規則正しく朝起きて夜に寝るという生活リズムを維持することが大切です。
特に朝は、以下のことを意識してみてください。
📍起きたら布団の中でストレッチをする
📍太陽の光を浴びる
📍コップ一杯の水を飲む
📍ゆっくりと朝食を摂る

自律神経のバランスを整えるためにもゆとりを持って一日をスタートさせましょう。

【Point】
自律神経のバランスを整えるためには規則正しいゆとりある生活習慣から。

自律神経を整えるメンタルケア

自律神経のバランスを乱す原因が強いストレスでした。
例えば、対人ストレス。仕事をしていると避けては通れないものだと思います。

対人ストレスを和らげるための一例を挙げると、「他人は他人。自分は自分」というマインドです。
自分軸をしっかりと持っていれば、周りの意見に左右されたり、振り回されたりすることもなく、ストレスを軽減できます。

心が乱れそうなSNSやネットの情報を覗かなかったり、気分の晴れることだけを考えたりするなど、自律神経を安定させることを優先しましょう。

【Point】
人目を「気にしない」ことよりも「放っておく」ことへ考えをシフトすること。

実生活への応用

日々忙しいみなさんだからこそ、実生活で実践してほしいことを挙げていきます。体調を崩さないためにも自律神経を整えることはとても大切です。

<生活リズム>
朝に起きて夜に寝る。この規則正しい生活リズムを整えていきましょう。
特に朝に1つ取り入れてほしいのがコップ一杯の水、または白湯を飲むこと。

自律神経と腸は密接な関係があり、朝に飲む水によって腸が刺激され自律神経が整うのです。

また夜寝る前の入浴。39~40℃のお湯に15分浸かるのがベストだと紹介されています。入浴後もコップ一杯の水を忘れずに。

<適度な運動と食事>
ストレス発散には適度な運動。ここでは日々の身近な場面でできる運動を紹介します。
📍ストレッチやスクワットを取り入れる
📍なるべく階段を使う
📍姿勢正しく歩く

無理せず、ちょっとした意識をするだけでいいんです。

また食事も自律神経のバランスを整えるために必要です。自律神経と腸の関係は上述の通り。
食事を通じて腸内環境を整えていきましょう。規則た正しく1日3回の食事を摂ること。そして3回の食事のベストバランスは朝:昼:夜が4:2:4。

夜の食事は21時までに食べ終えること。そして、3時間後に寝ることが理想な夜の生活リズムなのです。
この3時間はお風呂に浸かってリラックスする一方で、脳に刺激を与えないようスマホの使用は避けましょう。

まとめ

本書では自律神経が乱れた時のリカバリー方法や日常生活に取り込むことができる簡単な方法が紹介されています。

何だか疲れが取れなかったり、病院で診てもらっても謎の不調があったりする場合、自律神経の乱れが原因だと考えられます。また気圧の変化や寒暖差などで頭が痛くなるといったケースもあります。

この乱れた自律神経を整えることで、加齢に負けない健康で生き生きとした体作りをしていきましょう。

この本を読んでみたい!と思われましたら、ぜひリンクからチェックしてみてください⏬

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