【5分要約】『職場を腐らせる人たち』 職場の嫌な人への正しい対処法とは?

読書感想

要注意!職場を腐らせる厄介な人との接し方。一歩間違えるとあなたがボロボロになってしまいます!

今回の本のご紹介

今回は、著者:片田 珠美さんの『職場を腐らせる人たち』をご紹介いたします。

職場の人間関係で困っていませんか?
職場でストレスを抱えることの一番の要因は人間関係かもしれません。

📍根性論でやっていけと指示する上司
📍そんなことは聞いてないと責任逃れする上司
📍自分は有能だと言い張る新入社員

めんどくさい人が一人いるだけで億劫ですよね。。
本書はそんな「めんどくさい人」との付き合い方について考察されている一冊。

どうか他人事だと思わないで!
あなたが職場の嫌な人から巻き添えを喰らわないためにも是非とも読んでおきたい一冊なのです。

この本の学びポイント

本書のテーマは「職場を腐らせる人への対処法」。

著者は精神科医の片田珠美さん。これまでに7,000人以上を診療。
患者の最も多い悩みは職場の人間関係に関するものでした。

そんなたくさんのケースを扱ってきた著者だからこそ語れる「職場を腐らせる人たちの心理面の解説」は納得のいくものばかり。
こういった人たちの被害に遭ってしまい自分自身がボロボロになるその前に、きちんとこの本を読んで対処法を把握しておくべきです。

ということで、本記事では、
・職場を腐らせる人たちの心理面
・職場を腐らせる人たちからの対処法

これらをピックアップしてまとめていきます。

この本の要点2選

職場を腐らせる人たちの心理面

理不尽な上司、自分勝手な同僚、プライドの高い新入社員など。
あなたの周りにいる厄介な人たちの根底には共通事項がいくつかあるのです。
具体的には次の3つ。
・自己保身
・喪失不安
・羨望や嫉妬

1つずつ簡単に解説していきましょう。

・自己保身
他人を傷つけたり、周囲に迷惑をかけたり、場合によっては法に触れたりする事態を招いても、少なくとも本人にとっては「自分の身をを守るため」と思っているのです。

「自分の身を守るためには仕方がない」と自己保身が働くと、当然自分は悪くないと思い、反省や後悔もしないのです。

・喪失不安
自分の地位や収入がなくなるとどうしよう。
このような喪失不安により、それを守るために何をやってもいいと自己正当化するのです。

同期を引きずり落としたり、邪魔者を蹴落としたりして自分の椅子を死守するのです。

・嫉妬や羨望
自分が得をするためではなく、相手が得をしないように他者の願いの邪魔をする。嫉妬や羨望が絡むと、このような行動を取るのです。

何にでもケチをつける人や事実無根の噂を平気で流す人、あるいは陰で足を引っ張る人はこのケースの典型例です。

この3点について総じて言えるのは、自己正当化
その根底には、自分のために仕方ない、自分は悪くないといった心理が働いているのです。

【Point】
職場を腐らせる人は、自分が他人を傷つけたり、周囲に迷惑をかけたりしているという自覚なんてない。

職場を腐らせる人たちからの対処法

先に書いておくと残念ながら他人を変えることなんてできません。
そのために、予め対策を講じておくことが必要です。

具体的なポイントは次の2点。
1️⃣気づく
2️⃣見極める

1️⃣気付く
まずは気付くことです。
・あれ?何かあの人がいる場だと雰囲気が重苦しいな。
・なんだか、あの人と関わるとすごく疲れる。

このように、あなたが不調をきたしているという自覚を持つこと。
心身がボロボロになってから気付くのでは手遅れなのです

2️⃣見極める
この人は職場を腐らせる人だと気付いたら、次はその動機を見極めてください。
・この人はなぜこんな言動をするのか。
・上述に挙げたような自己正当化が働いているのか。

そういう部分を見極めることで、その人に対する自分なりの躱し方や避け方が習得できるようになってきます

【Point】
職場を腐らせる人を変えるのは至難の業。

だから、職場を腐らせる人からの実害を少なくする対処法を心得ておくこと。

実生活への応用

ここでは、被害を与え得る人から自分がターゲットとされないためのより具体的な対策をまとめます。

職場を腐らせる人がターゲットにする人、それはずばり、「自分より立場が弱くおとなしい人」です。

「こいつはおとなしくて、何も言い返してこないな」と一度思われたら相手の思う壺。
トラブルやもめごとを巧妙に巻き起こすので、おとなしい人が、波風を立てないようにしようといくら努力しても、次から次へと問題が生じてくるのです。

あなたは理不尽なことをされたときに、何もできずにいますか?
「我慢していればいい」と思っているのであれば、考えを改めてください。
その我慢により、あなたの心身が壊れてしまう。そんな未来に繋がってしまいます。

そんな人に是非とも行っていただきたいのが「断る」ということ。
性格上、断るのが難しいという方でも次のような方法はいかがでしょか。

それが、「ちょっとだけ断る」
具体的には、
・「今ちょっと忙しいので、明日まで待ってもらえますか」
・「今、別の案件を抱えていて、全部はできないので、この部分だけでもいいですか」
・「□□さんがここをやってくれるなら、残りはやります」

といった条件を提示して、ちょっとだけ交渉する。
すべてを断るわけではなく、交渉して一部を断る練習を積み重ねてくのです。
そうすると、さまざまな場面で応用できて、少しずつ自分の主張を伝えながら、上手に言い返せるようになるでしょう。

また、物理的にその人から避けるのも一つの手。
なるべく顔を合わせないようにしたり、当たり障りのない会話に留めたりしてください。

何でしたら、異動や転勤の希望を出すのも選択肢にあっても良いのです。
少し大げさな選択肢かもしれませんが、それでもあなたの身を守ることが一番大事。

自分の心身を疲弊してまで、その職場にいることってそんなに必要なことでしょうか?

まとめ

「職場に行くと気分が重い。」
そんな感覚を抱いていませんか?

あなたが攻撃のターゲットになってしまう前にできることをやっておきましょう。
身勝手な他人のせいであなたの心が病む必要なんてないんです。

今職場の人間関係で悩んでいる方はぜひこちらの本を読んでみたください。
また今は特に職場の人間関係に悩んでなくても予め対策を学んでおくべきだと私は主張します。

あなたの大切な人生をあなた自身でしっかりと守りましょう!

さらに!!
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