【5分要約】『賢者病 考えすぎて動けないがなくなる本』 本から得た知識を活用できない理由

読書感想

言っておきますが、ビジネス書を読んでいる”だけ”ではあなたは変われませんよ?

今回の本のご紹介

今回は、著者:土肥 優扶馬さんの『賢者病 考えすぎて動けないがなくなる本』をご紹介いたします。

働きながらも本を読んで勉強されている皆さま。
私なんかが言うことではないですが、本当に偉いです!!
毎日の仕事と勉強の両立、本当にお疲れさまです。

ただ一点お伺いしたいことがあります。
「本を読んであなたの人生変わりましたか?」

ドキっとしたあなたにこそ、ぜひ読んでほしい。
本書は、「読書後のあなたの行動」が変わる一冊なのです。

この本の学びポイント

本書のテーマは「読書と行動力の両立」。

もう先に、この本の結論を書いてしまいましょう。
ずばり本を読んでいるだけではあなたは何も変わりません。
大事なのは本を読んでからの行動力。

本を読んで学んだ内容を行動に移さない限り、あなたの人生はそのままです。

とは言え、中にはこう思っている人もいるはず。
📍本を読んだが実際に動き出す勇気がなく最初の一歩が重い
📍本を読めば読むほど考えすぎて行動に移すのが不安だ
📍「もっと勉強してから」と考えるばかりで、何も行動を起こせない

本書を読めばそんな悩みからおさらばできちゃうんです。

この本をきっかけに読書後、「動ける人」に変わりませんか?
本記事ではそんな本書の要点を3点ご紹介いたします。

この本の要点3選

「賢者病」とは

まずは本書のタイトルである「賢者病」についてまとめます。

上述の通り、本を読んでいろんな知識を知れば知るほど、動けなくなる。
そういった現象のことを本書では「賢者病」と呼んでいます。
そして、賢者病では次ようなループが起きてしまっているのです。

【賢者病のループ】
本を読んで知識を得る

知識を得たが本当にこれで良いのか不安になる

行動に移せない

行動に移せるよう、また別の本を読んで知識を得ようとする

この賢者病から脱するポイントは何でしょうか。
その答えは、本書のタイトル通り「考えすぎて動けなくなる」を無くすことです。

【本書のゴール】
本を読んで知識を得る

すぐに行動にできる

このように知識を得て賢くなると同時に行動することができる。
この両立ができるようになることが本書のゴールとなるのです。

【Point】
知識を蓄えることはが大事だが、きちんと活用しないと意味がいない。

動けないのは「脳」のせい

行動するのにブレーキをかけているもの。
実はそれって「脳」が原因だったんです。

その説明をするために話を原始時代にまで遡らせます。
人類は新しい食料源を発見したり、より良い住環境を求めたりして繁栄してきました。
生き延びるために「新しいことに挑戦する本能」と「安全を求める本能」の両方が備わったのです。

つまり、「新しいことを始めたい」「新しい自分になりたい」と思ったとします。
それと同時に「変わろうとすることが怖い。このままの自分でもいいじゃないか」と安全を求める。
いわゆる、”賢者病”に陥って一歩がなかなか踏み出せくなるのです。

ですから、なかなか動けないのはあなたの意志の弱さではありません。
これまでの人類の歴史より備わった本能が働いているからなのです。

新しい挑戦が成功するかはわからない。
そんな不確実性なものを脳は「リスク」として感知。
そして、本能的に心のブレーキをかけて現状維持を促そうとするのです。

【Point】
賢者病に陥る一番の原因が脳。
「安全を求める本能」があなたの新しい挑戦を阻んでいる。

動ける人になるためには

人は新しいことに挑むときには本能的にブレーキがかかってしまう。
そのために、なかなか動くことができないとまとめまてきました。

でも考えてみてください。
だとしても、すぐ動ける人は実際にいます。
いったい「すぐ動ける人」と「動けない人」の違いは何なのでしょうか?

その答えは考え方の違いでした。
動けない多くの人はまず、意味を見つけて動こうとするのです

例えば、
・これをやって本当に意味があるのだろうか
・これは本当に今やるべきことなのか
・これよりやるべきことがあるのではないか

意味を考えて立ち止まっている時間が無駄なのです。
つまり、動ける人になるためには、
🙅意味が先、行動は後。
🙆行動が先、意味は後。

このような考え方にシフトチェンジするのです。
そうすることで、
まずは、動いてみる。

わからない箇所が出てくれば本などを読んで調べる

またすぐに動いていみる

このようなループに落とし込めことができるのです。

【Point】
賢者病に陥らない考え方:「行動が先、意味は後」

実生活への応用

「考えすぎて動けなくなる」が最大のネックである賢者病。
でも、大丈夫。ほんの少しでもいい。
あなたなりの一歩を踏み出してみるのです。

例えば、次のようなことでOKなのです。
読書→1ページ読む
運動→トレーニングシューズを履く

ほんとにこれっぽちの小さな行動。
考える必要なんでないぐらい簡単ですよね。

大事なのは小さな一歩を踏み出すことができたという達成感。
その達成感が「もっとやりたい」「続けたい」という気持ちを生み出す。
こうして、着実に自分を変える流れが形成されていくのです。

運動を例にすると、
とりあえず靴を履くことからスタートし、少し散歩を始める。
さらに少しレベルアップしてジョギングしてみる。

でも、ジョギングの効果的な距離や適切な運動時間がわからない。
だったら、本やネットを参考して調べてみる。

調べて得た知識を基にジョギングの距離を調整する。

まさに、上述の
まずは、動いてみる。

わからない箇所が出てくれば本などを読んで調べる

またすぐに動いていみる

このループで動いてくことができるのです。

やってみたいことに挑んで、あなたの夢や目標を叶える。全てはあなたの行動次第なんです。

まとめ

新しい自分に生まれ変わりたいが、一歩が踏み出せない。
それは人間の持つ本能が原因。

それでも一歩を踏み出せる人は、「新しい道に進んで大丈夫かな」と考えるより先に動ける人。
その一歩はどんなに小さくても、あとからか振り返ると大きな一歩となるのです。

本をただ読むだけの習慣はこれでおしまい!
あなたがやってみたい方向に向かって一歩踏み出してみましょう。

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