【5分要約】『聞き出せる人が、うまくいく。』 ビジネスシーンで重宝される「聞き出す力」

読書感想

仕事で求められるコミュニケーション能力の本質って何だと思いますか?

今回の本のご紹介

今回は、著者:荒木 俊哉さんの『聞き出せる人が、うまくいく。』をご紹介いたします。

仕事をしていて、こんな苦労をした経験ありませんか?

📍PJ内のメンバーが違う方向を向いて作業していた
📍上司の発言が会議の度にコロコロ変わる
📍クライアントの曖昧な要望に振り回される

なぜこんなことが起きてしまうのか。
できれば、こんな経験は避けたいですよね。

このような仕事でのコミュニケーションに関する悩み。
本書はこの悩みを解決するための方法が紹介されているのです。

この本の学びポイント

本書のテーマはタイトル通り「聞き出す力」

著者はコピーライターの荒木俊哉さん。
ご自身の仕事を通じて、これまで「言語化」に関する著書を数々出版されています。

そんな言語化のプロが語る聞き出す力。
この聞き出す力こそが仕事におけるコミュ力に直結しているのです。

どんな仕事だって一人でこなすことはできません。
メンバーやクライアントなど、お互いの意識がずれていると満足に仕事を遂行することができません。

そのために意識してほしいのが「聞き出す力」
本書ではこの力がビジネスシーンにおいてどれだけ重要なものか取り上げられています。
そして聞き出すためのメソッドが満遍なく紹介されています。

本記事ではその「聞き出す力」についてまとめてまいります。
また、実生活の応用のパートは必見!
本書で紹介されているメソッドの中から、明日からでもすぐ活用できるものをご紹介いたします。

この本の要点3選

今回は以下の3点を中心にまとめてまいります。
1️⃣「聞き出す」とは
本書のテーマである「聞き出す」について解説。

2️⃣「聞く」と「聞き出す」の違い
「聞く」と「聞き出す」は具体的にどう違うのかをご紹介。

3️⃣なぜ「聞き出す」がビジネスにおいて重要なのか
ビジネスシーンにおいて聞き出す力がどれほど重要かを解説。

「聞き出す」とは

「聞き出す」とは、どういうことか。
先に結論を書いてしまうと、
目の前にいる相手が言葉にできていない思いや考えを一緒に言語化することを指します。

例えば、上述の例でもあった通り、クライアントの曖昧な要望に振り回される。
なぜこんなことになってしまうのでしょうか。
その訳は「曖昧」なというのがミソなのです。

クライアントの望む答えは、クライアントの中にあります。
しかし、実際にクライアントに聞いてみるとどうでしょう。
理路整然と言語化された状態で答えが用意されているケースってほとんどないのです。

クライアント自体、自らが本当に望んでいる答えを言語化できていないのです。

そのために、相手の中にある答えを聞き出しながら言葉にするためのサポートをする。
これが「聞き出す」ということなのです。

【Point】
「聞き出す」とは目の前にいる相手が言葉にできていない思いや考えを一緒に言語化すること

「聞く」と「聞き出す」の違い

ただ聞くだけではない、聞き出すということ。
では、「聞く」と「聞き出す」は具体的にどう違うのでしょうか。

学校でも「ちゃんと話を聞きましょう」と言われたことがあると思います。
この時の「聞く」とは、
余計なことを喋らすに、相手の話をじっと聞くことを指しています。
言わば、受け身の「聞く」と捉えられます。

しかしビジネスにおいてはただお行儀よく話を聞いているだけでは成り立ちません。
相手の話を聞いた上で、
「なぜ相手はそんな発言をしたのか」
「その言葉の裏側にある真意とは」

など、自ら能動的に相手の頭の中の本音や思いを掘り起こしていく。
これがビジネスにおける「聞く」です。

他者の言葉に耳を傾け、相手がまだ言葉にできていないものを引き出す。
言わば、攻めのスキルと捉えることもできるのではないでしょうか。

「聞く」を受け身ではなく、一歩踏み込んだ攻めのスキルとして捉える。
本書ではこのことを「聞き出す」と定義しています。

【Point】
聞く…ただ相手の話に耳を傾ける
聞き出す…ただ相手の話に耳を傾けて聞くだけでなく、その奥にある本音や思いまで引っ張り出す

なぜ「聞き出す」がビジネスにおいて重要なのか

他者と仕事をするうえで、コミュニケーションは必須。
ですから、コミュニケーション能力が高い人、コミュ力が高い人は重宝されます。

では、コミュ力がが高い人と言われてどのような人を思い浮かべますか?
例えば、
・気の利いた返しができる人
・楽しげな雰囲気をつくることができる人
・場を盛り上げる力がある人

こういった人のことを、コミュ力が高いとイメージされるかもしれません。
本書ではこういったコミュ力を「飲み会的コミュ力」と表現しています。

しかし、仕事はあらゆる業務を遂行するために課題解決が常に求められます。
果たして、この飲み会的コミュ力が仕事の場に必要でしょか。
仕事の場における本質的な課題解決には、それとは別の「仕事的コミュ力」が不可欠になります。

著書の考える仕事的コミュ力は次の3つの力によって成りっています。
1️⃣相手の思いを推察する力
2️⃣相手の言葉を掘り下げて問いかける力
3️⃣話の内容を整理する構成力

つまりこれらの力って、「聞き出す力」と言えるのではないでしょうか。

そして聞き出していくことを軸にしながら、話を進めていくと相手はこう思います。
「この人に話を聞いてほしい」
「この人と話しているとついつい話しすぎてしまう」

これは、自分の思いや考えをまとまった答えにしてもらえたから。
このように、聞き出せる力が長けている人はビジネスシーンで重宝されるのです。

【Point】
仕事の場において必要なコミュ力は、まさに聞き出す力そのものである。

実生活への応用

例えば、会社の会議を例とします。

会議のメンバーには、言語化が得意ではない人も当然います。
そんな人から「聞き出す」ためのコツをぜひとも活用してみてください。

本記事でご紹介するコツは、次の通り。
ありきたりな言葉こそ深く掘ってみる。

例えば、エンジニア職のAさんとのこんなやり取り。
自分「仕事において大事にしていることって何ですか?」
社員A「楽しみながらやることを大事にしています。」
自分「Aさんにとって、楽しいと感じるのはどんな時ですか?」
社員A「そうですね…。誰も気づかないけど仕上がりが美しくできた時かな。」

意外な回答が返ってきたと思いませんか。
勝手にものづくりの楽しみを答えるとイメージしていなかったでしょうか。

この「楽しい」というありきたりな言葉。
そこを深く掘ってみることで、その人が言語化できずにいた思いを見つけ出すことができるのです。

この上述の会話のケースよって、具体的な聞き出し方を一つご紹介できたかと思います。
相手が発言した「単語」の意味を追いかけて聞く。
これなら、あなたもすぐ実践できるのではないでしょうか。

このような方法を使うことで、相手の曖昧な言葉が徐々に言語化されていくのです。
そして発言量が増え、かつ答えがまとまると満足のいくセッションの場を作り上げることができるのです。

まとめ

ビジネスは一人で完結できない。
だからこそ、綿密にコミュニケーションを取り、聞き出す力が重要となるのです。

たとえ、話すことが苦手でも大丈夫。
むしろ自分の話を聞いてくれて、しっかりとまとめてくれる。
相手からすると、そんな静かな人の方が安心できるのです。

改めて、考えてほしいことはビジネスの基本は相手に喜んでもらうことです。
そのためにも、相手が何を望んでいるか深く聞き出すチャレンジをしてみてほしいのです。

これはビジネスだけでないです。
いつだって、目の前の人を喜ばせたいもの。
「今度の休み、どこ行きたい?」
ほら、相手に喜んでもらうために普段から聞き出していますよね!

さらに!!
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