【5分要約】『大事なことだけ聞く力』 ノイズを打ち消して大事なことだけを受け取れるコツ

読書感想

情報がありすぎるこの世の中だからこそ、大事なことだけを聞く力が必要なのです。

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今回の本のご紹介

今回は、著者:堀田秀吾さんの『大事なことだけ聞く力』をご紹介いたします。

相手に意見を聞くことはとても大事なこと。
でもこんな悩みをあなたは抱えていませんか?

📍人の意見を気にしすぎて、自分で決められない
📍言われたことを引きずって、なかなか切り替えられない
📍いろんな情報がありすぎて、もううんざりしてしまう

いろんな意見や情報がありすぎて、聞きすぎてしまってしまう。
どれが正解なんだ?
結局、何をしたらいいんだ?
聞きすぎてしまった結果、困り果ててしまう。

本書は、そんな聞きすぎてしまうお悩みを解消できる方法を提示してしまいます。
それが本書のタイトル通り「大事なことだけ聞く力」なのです。

この本の学びポイント

全部聞いてしまうと、本当に大事なことがわからくなる。
かといって、何も聞かないと本当に必要な声まで受け取れなくなってしまう。
だからこそ、必要なのが大事なことだけ聞く力。

そもそもヒトは、生きる上で誰かの意見に乗っかる方が楽だという脳の仕組みがあるのです。
そして、日本語での会話。日本語って曖昧ですよね。
主語が無くても会話が成り立つし、聞き手が相手の文脈や表情から意図を読みとらなければならない。

この脳の仕組みと日本語特有の会話により、特に日本人は聞きすぎになりやすいのです。
ここで知っておいていただきたいのは、
聞きすぎなのは、決してあなたの意志の弱さや性格の問題ではないのです。

その点を踏まえた上で、本記事では、聞きすぎることで生じることを最初に記載いたします。
そして大事なことだけを聞く力について、具体的にはどのようにすればよいのか。
これらについてまとめてまいります。

この本のピックアップ3選

今回は以下の2点を中心にまとめてまいります。
1️⃣聞きすぎることで生じること
聞きすぎることがもたらす影響を解説。

2️⃣大事なことだけ聞く力のポイント
大事なことを聞く力のポイントの一例をご紹介。

3️⃣聞かない環境を作る
完全にノイズとなるものから遮断する方法をご紹介。

聞きすぎることで生じること

聞きすぎることがもたらす影響。
本章で、いくつか紹介されていますが本記事では2点紹介いたします。

まず、その一つが「決断のスピードが奪われること」です。
あの人の意見も聞かなきゃと思ってしまい、つい時間を費やしてしまう。
あなたにも心当たりがないでしょうか?

そのベースには「不安」があるからです。
これも脳の仕組みから来ているもの。
私たちの脳は「失敗したくない」という不安に襲われがちです。
そうして、不安からどんどん情報収集を続けて聞きすぎることとなってしまうのです。

こうなると、未完了のタスクがどんどんと頭に溜まっていくこととなります。
その結果、決まっていないことが増え、さらに決断するスピードが遅くなるのです。

もう一つが「自分の基準が育たないこと」です。
人の話を聞きすぎると、他人の声を優先するようになる。
すると、自分の基準や意志が弱くなってしまうという流れが起きやすくなるのです。
要するに、自分のものさしを使う機会が減ってしまうのです。

人の意見を参考することはもちろん悪いことではありません。
しかし、聞きすぎると、参考から丸投げ状態に。
「先輩が言ってたから、そうするか。」
このように、自分で考えて決断することを放棄してしまう恐れがあるのです。

忘れないでほしいのは「誰基準で決めているか」です。
人の意見を聞くにしても、それを自分なりに消化して自分で決断することが大切です。

【Point】
聞きすぎは、決断のスピードを奪ったり、自分で決めることを放棄する恐れがあったりする。

大事なことだけ聞く力のポイント

それでは、主なテーマとなる大事なことだけ聞く力のポイントをご紹介いたします。

具体的には、次の3つ。
・「何を」聞かないか
・「どう」聞かないか
・「誰の声」を聞かないか

本記事ではこの中から、
「何を」聞かないかについてまとめてまいります。
大事なことだけ聞く力を身につける第一歩。
それは、「何を聞かないか」を決めることだと本書に記載されています。

例えば、こんな声。
友人に「転職しようか迷っている」と相談するとします。
すると、次のように言われました。

「その年齢で転職はきついでしょ。みんながそう言うよ」

こんなことを言われたら不安になりますよね。
でも考えてほしいのです。
「みんな」って具体的に誰のことを言っているのでしょうか?
「みんな」という言葉に圧倒されず、主語を小さくしてみるのです。

「みんな」という言葉を聞くと、まるで世間の声のように捉えてしまいます。
しかし、あくまでこれは友人の意見に過ぎないのです。
そもそも、あなたと友人とでは、家庭の事情や仕事上の立場などが全然異なるはず。

だからこそ、本当に参考になるのは、あなたと状況が近い人の具体的な話のはずなのです。
「みんなが~」という意見は聞かず、本当に参考になる意見だけ取り入れればいいのです。

もう一つ、注意したいのが「~べき」という意見。
「いやいや転職なんかせず、今の会社に残るべきだよ。」

べき論には「こうしなさい」という「命令」の側面があります。
言わばあなたの選択肢を消してしまう強い言葉なのです。

・「~すべき」
・「~しなければならない」
・「~するのは当然だ」

こういった言葉は、気分を重くしたり自分を追い詰めたりしやすい力があります。
でも本当は、これも先程の「みんな~」の意見と一緒。
あくまで友人の一意見に過ぎないのは変わりないのです。

でも中には確かに正しいと思える意見もあるかもしれません。
それでも義務感が生じ、あなたが心から望んだ選択肢にはならないんです。
だから、一度寝かしてみて、自律性のあるものとして受け取れることができたら問題ありません。

例えば、資料をみてもらった時に、
「このページは文字を詰め込みすぎいてるから、見やすくするためにももう少し簡潔に書くべきだ。」
と指摘を受けたとします。

この意見に対し、一回自分で整理し、
「確かにこのページは見づらい。見てもらう方にとってもっと見やすいページに変えたい。」
このように変換することで自分自身の本音が含まれた内容となるのです。

【Point】
「みんな~」や「~べき」という意見は正解でもない、ただの一意見にすぎない。

聞かない環境を作る

一番強い声が集まる場所。
それはSNSではないでしょうか。

時間があると、ふとSNSを見てしまう。
そしておすすめにでてきた投稿を見て不安になってしまう。
あなたにもそういった経験が無いでしょうか?

上述で紹介した「何を」聞かないかの一つにSNSも挙げられます。
共通の話題を持った方とつながっていればそこまで問題ありません。
でもそれ以外の投稿もつい目に入ってしまう。
すると、その投稿者と比べたり強い主張に惑わされたりするってこともあります。

ですから、ここで大事なのは聞かない環境を作ることです
つまり、SNSを習慣の力で遠ざけるのです。

例えば、見る量を減らす。
朝、昼、夜それぞれ10分だけ使うというルールを作ってくおくのです

一番手っ取り早いのは、ホーム画面からSNSアプリを削除すること。
アプリを起動しにくい設計にすることで、なんとなく見てしまう機会を減らすことができます。

スマホのと付き合い方についてはこちらの記事にも記載しています。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
【5分要約】『なんにもしない。』 心に余裕が無いあなたにこそ試してほしいこと

【Point】
SNSを避けることで必要のない声を聞かないようにすることができる。

実生活の応用

冒頭でも述べた通り、ヒトは脳の仕組みにより聞きすぎてしまう傾向があります。

実際、あなたはなぜ「聞きすぎている」と思いますか。
その理由の一つに、慎重だからというのが挙げられます。

何かを決める前にじっくり調べる。
「もしこうなったら…」という考えが頭の中で回り始める。
心配性で自分を責めたくなるかもしれません。

ここで一つ提案があります。
この慎重さを悲観的に捉えるのをやめてみませんか?
慎重さをリスク管理能力と捉えるのです。

方法は次の3ステップを踏みます。
①あなたの抱えるモヤモヤを要約して紙やスマホに書き出す
②対策できないものはあきらめる。対策できるものは実際に取り組む
③対策したものについては「この不安は終了!」と脳に宣言する

本やネットなどで調べることができたら、そこでこの不安は終了と宣言する。
相手のちょっとした一言が気になった場合、真意を確認するのが難しそうだからあきらめる。
もしくは、「相手が忙しくて、いつもより言葉が強くなってしまったのかも」と考え、そこでこの不安は終了と宣言する。

不安という危険を察知し、一旦対策が済んだらこの不安は終了と宣言するのです。

慎重さは放っておくとただの不安になります。
「失敗したくない」「後悔したくない」と思いながら意見を集めすぎるとキリがありません。
不安が増殖しないためにも、リスク管理のステップに則り、コントロールしてみてください。

本と照らし合わせた実生活のリアル

実は今、私は転職活動をしています。
そこで特に困っているのが、転職サイトからの通知の多さ。
体感、20分に1度の感覚で通知が来ています。

こうしてブログを書いている時に通知がひっきりなしに鳴る。
それだけでウンザリしますし、集中力が欠けてしまいます。
何より大事な情報を見逃してしまう可能性もゼロではありません。

そこで、転職会社の担当者様からのメール以外は無視するようにしています。
自分が応募してみたい求人は、転職サイトで直接確認する。
それだけで、脳の疲れ具合を格段に抑えることができます。

転職サイトから送られてくるおすすめ求人や似たような求人情報は、正直なところノイズです。
メールを完全にはシャットアウトしない。
でも必要な情報は届くようにする。
そんな工夫を行っていると、本書を読んでふと思い返すことができました。

まとめ

聞きすぎて本当に必要なことを受け取ることができない。
それは様々なノイズや、誰かの意見に従いがちな脳の仕組みが原因でした。

そのためにもノイズを打ち消し、自分基準で決めることが大事なのです。
本書には、本記事では取り上げることができなかったノイズについてさらに詳しく記載されています。
全部を一度に実践しなくても大丈夫!
気になったことから試していってほしいのです。

全部を受け取らなくてもいい。
でも、大事なものも聞き逃さない。
本書を読みながら、そのバランスを少しずつ自分のペースで育てていってください。

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