【5分要約】『子どもをやめる本 何をするにも、親の顔が浮かぶ』 他人のことが気になりすぎて生きづらい、そんな人に考えてみてほしい親の影響

読書感想

何をするにしても親の顔が浮かぶ。そんな”親の呪縛”をほどくヒントをご紹介します。

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今回の本のご紹介

今回は、著者:平光源さんの『子どもをやめる本 何をするにも、親の顔が浮かぶ』をご紹介いたします。

あなたは今、自分の気持ちに対して素直ですか?

📍本音はあるのに、嫌われるのが怖くて言えない
📍誰かの機嫌が悪いと、自分が悪い気がしてしまう
📍常に他人からどう見られているか気にしてしまう

そして、もう一つ、こんな経験ありませんか?

一緒にいないのに、親の声が四六時中聞こえてくる。

何をするにあたっても親の顔が浮かぶ、親の声が聞こえてくる。
そんな悩みから解放されたい、あなたにこそ読んでほしい一冊なのです。

この本の学びポイント

本書のテーマは「インナー母親」。

この言葉は、著者で精神科医の平光源さんが作られた造語。
詳細は次章で説明いたしますが、言ってしまえばあなたの心の中にいる内なる母のことを指します。

「ちゃんとしなさい!」
「そんなことで大丈夫なの?」
「あなたなら、もっとやれるはず!」

そんな母親の声に支配され、その声を優先してしまう。
その結果、気付けば自分軸で生きることができず、いつも他人を優先してしまうのです。

本記事では、そんな「インナー母親」について詳しく解説をいたします。
また、インナー母の影響を取り払う方法についても言及していきます。

この本のピックアップ3選

今回は以下の3点を中心にまとめてまいります。
1️⃣インナー母親とは?
インナー母親について詳細に解説。

2️⃣インナー母親が形成される経緯
インナー母親が形成される経緯について解説。

3️⃣インナー母親がもたらす影響
インナー母親がもたらす影響について解説。

インナー母親とは?

ここで「インナー母親」ついて解説いたします。
具体的に本書では、次のように記されています。

インナー母親とは、離れていても、亡くなっていても、四六時中、心の中で母の声が鳴り響き、気づかないままその声に生きてしまっている状態のことです。

日常の判断のクセ、感情の反応、無意識の選択。
そういったもの全てに、インナー母親は潜んでいるのです。

例えばここで、著者の患者さんの例を挙げてみましょう。
この方は「この仕事がもう嫌だ!転職するって決めたんだ!」と言っていました。
でも、実際に会社を辞めることなく、半年間、何も動けずにいました。

理由はだた1つ、「母親に言い出せない」からでした。

これは私の憶測ですが、おそらく親に相談すると、
「せっかく勤めてきた会社を辞めるなんてもったいない!」
「転職なんか、そんなすぐにできるものなのか?」
「どうせ、転職したって、また辞めるって言うんだ。」

そんな親の声を想像して、言い出せなかったんだと思います。

自分の決断よりも親の声が優先されてしまう。
インナー母親は、これほど深く、静かに、人の人生に干渉し続けるものなのです。

では、なぜインナー母親が心に住み着いてしまうのか。
次章ではその解説を行います。

【Point】
自分が直したいと思う性格の原因は「インナー母親」が原因かもしれない。

インナー母親が形成される経緯

インナー母親によって、自分軸で生きることが困難であることを解説いたしました。
ではインナー母親はどのようにして形成されるのでしょうか。

あなたがこの世に生まれてから一番影響を受けるのは母親です。
生物学的に見れば、人間が生き延びるためのカギは「いかに母親にうまく依存できるか」にあります。

言ってしまえば、
依存力=生存能力。
だからこそ、人間にとって母親は特別な存在なのです。

仮に高校卒業まで、衣食住を母親から提供されていたとします。
その期間、おおよそ18年間。
18年間、最も近くにいた人の影響が、心に刻まれないはずがあるでしょうか。

こうして心の中に、「もう一人の母親」としてインナー母親は住みつくのです。

でも驚くべきことに、インナー母親の形成はわずか3歳の時には大元が形成されていると、本書に記載されています。
ですから、誰もが心の中に、親を住ませているのです。

しかし、インナー母親による影響の受け具合は、人それぞれ。
この違いは何なのか、次章で解説いたします。

【Point】
インナー母親の形成はわずか3歳の時に大元が形成されている。

インナー母親がもたらす影響

上述の通り、インナー母親の大元は誰しも形成されるもの。
では、インナー母親によって生きづらさを感じてしまう人はどういった方なのでしょうか。

一番の要因は家庭環境です。
・父親が仕事で家にほとんどいない
・家の中での父親の存在が薄い
・両親が不仲で喧嘩が絶えない

このように本来安全であるはずの家庭の中に安心できる場所がない。
子どもは親の顔色をうかがいながら生きていくこととなるのです。
そうして、社会に出ても心の中の親の顔色をうかがいながら生きていくのです。

あらゆる場面でに、インナー母親が出てきてしまう。
そうなると、今度は、
・相手の顔色を読んで、相手の心に合わせようとする
・相手を不快にさせないように、作り笑いばかりする
・自分の意見よりも、相手に合わせて黙っておく

このように、自分の人生を他人軸で生きることとなるのです。

インナー母親が住み着くことで、人間関係のこじれや、自己肯定感の低さなどが表れるになる。
それは、子どもの頃から「認めてもらえないと生きていけない」と信じているから。

親の顔色をうかがいながら生きてきたからこそ、社会に出ても他人に認めれらないと自分のことを好きになれない。

だから、インナー母親から巣立つためには、ただ、子どもをやめることなのです。

「子どもをやめる」とはどういうことか?
次章で解説いたします。

【Point】
インナー母親が住み着いていることで、自分の人生を他人軸で生きることとなる。

実生活の応用

子どもをやめるとは?
本書ではこのように記載されています。

「誰かが認めてくれないと、私はここにいてはいけない」という世界観を、ただ卒業すること。

認めてもらえてないと生きていけない。
それは、あくまで子どものときのルール。
大事なことは、その古いルールは今の自分にはもう必要ないと知ることです。

では、具体的にどのようにして、子どもをやめればよいのでしょうか。
ポイントは2点。
1️⃣どんな母が心に住んでいるのかを知る
2️⃣頭の中でインナー母と距離を置く

どんな母が心に住んでいるのかを知る

インナー母親と言っても、いろんなパターンがあります。
本書では6種類の母が紹介されています。

詳しくは、本書を読んでいただきたいのですが、例えば「心配性型」の母を本記事でご紹介いたします。

子どものこと、このような経験をされたことがありませんか?
・何かをしようとする度に、「危ない」「まだ無理」と止められた
・親が先回りして物事を決めてしまうことが多かった
・自分でやる前に、親がやってしまうことが多かった

以上のように心配するあまりに過干渉となり、子どもの行動を先回して止めようとるするタイプです。
悪意はなく、むしろ愛情から来ている場合がほとんど。

けれどもその愛情が、子どもの「やってみたい」という気持ちを、目が出たところで摘み取ってしまうのです。
そうして、そうこういった親の下で育った子供たちが大人になると、

・「自分で決断する」ことへの恐怖を抱く
・事項効力感が欠如する
・現状維持が一番安全だと考え、リスクを極端に避ける

といった、特徴を持ちやすくなるのです。

頭の中でインナー母と距離を置く

自分の母のタイプを知ったあとは、そのインナー母と距離を置いてみてください。

続けて心配性の母親を例に話を進めます。

上述の通り、子どもに対して悪意はありません。
その代わりに、子どもが自分からが離れていく感覚に耐えられず、子どもを失うことに強い恐怖を根底に抱いているのです。

そんなインナー母を持つ人が少しずつ楽になってくために、大切なことは以下の通り。
「あの時、親が止めたのは私の能力が低かったからではなく、親がただ怖がっていただけなんだ」と事実を切り離して捉えなおること。

そういった意識を持ち、具体的には、一歩一歩自分のできることをやってみてほしいのです。
「連絡するのが怖い」という恐怖を抱いているなら、送らないメールを作ってみる。
たったこれだけでOK!!

小さな一段を登ってほしいのです。
「意外と大丈夫だった!」という体験の積み重ねが、インナー母の声を少しずつ小さくしていきます。

インナー母との距離の置き方は、母の種類によって異なります。
詳しくは、本書をぜひ読んでみてください。

本と照らし合わせた実生活のリアル

今回本書をご紹介したのは、私自身がインナー母親に苦しめられていたからです。
僕の母は上述の、心配型で過干渉でした。
また、思い返せば、家の中での父親の存在が薄かったです。

結婚をしてから、妻からよく言われました。

もっと本音で話してほしい。

妻との話し合い、そしてカウンセリングの相談の結果、”本音で話せない”という悩みの根本は幼少期に原因があったんだと導かれました。

確かに、付き合ったいてことや結婚することも家族にはかなり遅くに連絡をしました。
僕自身がメンタルクリニックに通い出したことも半年経ってからでした。

本気でこの性格を直したい。
結果、僕が取った行動は実の親と話し合うというものでした。
これまでの不満、今抱えている悩み、全てを吐き出したのでした。

自身の短所から、それを克服するまでの道のりについてはこちらのnoteに書き綴っております。
実際に経験してみて感じた自分なり考えをまとめています。

気になる方はこちらのnoteをご覧ください。
【過干渉・過保護の親が子どもに与える影響|私自身の体験から考える】
https://note.com/yuu_dialy/n/ne56d25d55d1f

こちらの本も間違いなく、自分自身の苦しみから解放されるためのヒントが書かれています。
でも、そのヒントを活用するのは読者であるあなた自身です。

行動しないと何も変わらない。
でもいきないり大きく変えようとするのは難しいと思います。
だからこそ、小さな一段を登ってほしいと僕はそう望んでいます。

まとめ

インナー母親によって苦しめられてきたあなた。
あなたの心の中に住み着いたインナー母と距離を置くことが解決の一歩となります。

最後に一つご紹介したいことがございます。
自分がこんな性格になってしまった、こんなに苦しむこととなった。

それもこれも自分の親が毒親だからだ!!

そういう風に思わないでほしいのです。

自分の母もまた親に育てられてきた。
その親の影響を受けて、自分と接してきたのです。

母親だって、一人の人間です。
自分のことを優先にしたい。
けれども子育てや家事の大半を担ってきた。

心配のあまりに過干渉となった。
正しい大人になってほしく厳しかった。
奥底には子供への愛情があったからこそなのです。

この本を読んでみて、自分の親はどうだっただろうと考えてみていただきたいです。
そして可能だったら、親に直接話し合っててみることを僕はおすすめします。
話し合ってみて、初めて母の愛を感じることもありますから。

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<ゆーのnoteダイアリー>
https://note.com/yuu_dialy

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