【5分要約】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』 迷ったときに自力で抜け出せる力が身につく一冊

読書感想

転職やと復職といった大きな悩みが頭の中にずっとある。その悩みの解消方法をご紹介します。

スポンサーリンク

今回の本のご紹介

今回は、著者:佐野創太さんの『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』をご紹介いたします。

考えすぎて動けいないことってないでしょうか。

📍転職するか悩んだまま、数カ月経っている
📍新しいチャレンジをしたいが、今はその時期じゃないと思う
📍資料について相談したいが、どう聞いたらいいかわからない

「自分は意志が弱い性格なんだ」と思っているあなた。
いいえ、そういうわけではないんです。
本書は、頭の中の渋滞から解放するためのヒントが書かれている一冊なのです。

この本の学びポイント

本書のテーマはタイトル通り「思考渋滞」。

例えば、今の悩みについて話し始めるとします。
多くの方は、
「えっと、何から話せばいいのか…」と躊躇しがちです。

やるべきこと、気になること、不安なこと、目に入ってきた情報や選択肢など。
頭の中がぐちゃぐちゃになっていて、何から話せばいいかわからなくなっているのです。

思考渋滞とは、そういったものが頭の中に次々と流れ込み、行き場を失って詰まってしまうことを指します。
つまり、動けないのは、能力や性格の問題ではないのです。

ただ、頭の中で渋滞が起きてしまっているのです。

道路の渋滞に原因があるのと同じで、思考渋滞にも必ず原因があります。
本記事では、その原因を探り、解消する方法をまとめてまいります。

この本のピックアップ3選

今回は以下の3点を中心にまとめてまいります。
1️⃣悩みが長期化する条件
悩みが長期化する条件について解説。

2️⃣渋滞が起きる悩みの3車線
渋滞が起きてしまう悩みの3車線について解説。

3️⃣思考渋滞が起きる方の強み
思考渋滞が起きる方の強みについて解説。

悩みが長期化する条件

ずばり悩みが長期化する条件は以下の3条件となります。
・取り返しがつかない
・深い不安を伴う
・誰も代わりに決められない

本記事では「転職」を例にすることが多いことを先に記載いたします。

転職しようかなという悩み。
すぐに決断することって難しいと思います。

先ほどの3条件に当てはめてみましょう。
・取り返しがつかない
→今所属している会社に戻ることができない

・深い不安を伴う
→取り返しがつかないからうまく転職できるか不安になる

・誰も代わりに決められない
→相談したり、ネットで調べたりしても、結局は自分で決めなければならない

悩みが長期化するのは能力や性格が理由ではなく、こうした条件が絡み合っているからなのです。
この3条件が揃えば、誰だって足が止まっちゃうのです。

そして、この3条件が揃ってしまう悩みは、きっとあなたにとって大事な悩みです。
大事な悩みほど、自分で決めるしかないし、考えることをやめるわけにはいかない。

だからこそ、悩み過ぎている自分を責めてしまわないためにも、その悩みの答えを速く導き出す。
そんな「悩みとの付き合い方」を紹介してまいります。

【Point】
悩みが長期化するのは能力や性格が理由ではなく、3つの条件が絡み合っているから。

渋滞が起きる悩みの3車線

混んでいる車線がある。
そしたら空いている車線に変更する。
とてもシンプルな考え方です。

でも、思考の渋滞にハマってしまうと、これができないんです。
ずっと混んでいる車線にいたまま、前に進もうとしまうのです。

ずっと考えているのに前に進めない理由。
それは、「思考の車線の選択ミス」なのです。

具体的に思考には大きく分けて3つの車線があると、この本には書かれています。
・情報の車線
事実、条件、選択肢、メリット、デメリットを整理するための車線

・感情の車線
好き、嫌い、怖い、つらい、納得できない、安心する、といった気持ちを扱う車線

・意味の車線
「自分は何を大事にしたいのか」「この選択は、自分の人生にとってどんな意味があるのか」などの問いを扱う車線

悩みが深くなるとき、この3つを混ぜたまま考えてしまうのです。
とは言っても、思考の車線は目には見ません。
ですから、今自分がどの車線で詰まっているのか気づきにくいのが現状です。

一つ、思考の車線を切り替えることができる方法をご紹介いたします。
それが「相談」です。

例えば、感情が先走ってしまっているとき。
「冷静じゃないんですけど、一緒にまとめる時間をくれますか?」と情報を伝える。
そうすれば、相談相手は、あなたの思考の車線を切り替えてくれるのです。

頭から感情へ。感情から意味へ。
その反対向きの移行もあります。
相談するとは、相手を信頼し、思考の車線を切り替えてもらうことなのです。

【Point】
思考の渋滞にハマってしまっているのは、思考の車線の選択ミスをしているから。

思考渋滞が起きる方の強み

上述の通り、思考渋滞はいろいろな情報や感情が頭の中で渋滞を起こしている状態に陥っています。
本書では、思考渋滞に陥る人には考える力があり、それは弱さでないと述べられています。

・今だけじゃなく、過去や未来も見ている
・「こうなったらどうしよう」と可能性を考えられる
・他者の視点で考えられる

考える力があるということは、「自分ごとで考えている」ということです。
その選択によってどうなろうと自分が責任を取ると決めているのです。

思考渋滞にハマるということは、真剣に生きている証拠です。
いい加減に決められたり、自分のことだけ考えていたりすれば、こんなに悩まずもっと早く動けています。

いろんなことを考え、いろんな人のことを考える。
だから、足が止まってしまうのです。

だからこそ、足が止まった状態から抜け出すために、思考の車線を切り替えることが大切なのです。
同じ車線にいすぎている。言い換えれば、同じ考え方を使いすぎているのです。

転職を例にしましょう。
・思考ばかりで考えている場合
給与、勤務地、業務内容といった項目を10個も20個も出してエクセルでまとめ比較する。
でも、結果的にどの企業がいいかわからなくなる。

・感情ばかりで考えている場合
気に入らないことがあれば辞めればいい。転職なんて簡単、自分が大事と動き続ける。
でも、気づけば選考書類が通過しなくなっている。

・意味ばかりで考えている場合
そもそもなぜ働く必要があるのか?自分がすべき仕事なんてあるのか?
”何のために”にとらわれすぎている。

どれかばかりで考えるのではなく、違う考え方を使うことが大事だとわかります。
それでは、自分で車線を変えるにはどうすればいいのか。
次章の「実生活の応用」で解説いたします。

【Point】
考える力があるとは、決断する勇気を奮い立たせようとしていること。

実生活の応用

上述の通り、思考には3車線あると、ご紹介いたしました。
その3車線が渋滞しているとはどういうことか、改めてまとめてまいります。

・情報渋滞
情報や選択肢が整理できていない状態。
「何を選べばいいかわからない」という詰まり方をします。

・感情渋滞
感情がもつれて行動の妨げになっている状態。
「怖くて不安で、一歩を踏み出すことができない」という詰まり方をします。

・意味渋滞
自分の価値観や物語が揺らいでいる状態。
「なぜこんなことをしているのか、何のために動くのかわからない」という詰まり方をします。

一車線だけじゃなく、複数の車線が同時に詰まっていることも少なくありません。
もし今、あなたが長期的に悩みを持たれているとしたら、どの渋滞に近いでしょうか?

自分がどの渋滞にハマっているか気づくことができれば、抜け出し方も導き出せます。

今回は「情報渋滞」から抜け出す方法を例にまとめてまいります。
引き続き、先ほどあげた例を参照いたします。

給与、勤務地、業務内容といった項目を10個も20個も出してエクセルでまとめ比較しているとします。

A社は年収が高いけれど、残業が多そう。
B社はワーク・ライフ・バランスが良さそうだが、成長できるかが見えない。
C社は社風が好きだけれど、給与水準が低い。

慎重に選ぶこと自体悪いことではありません。
それこそ、真剣に考えている証拠です。
でも慎重さが行き過ぎてしまった。

全項目が〇になる会社が見つからないまま、ハマってしまったのです。

情報は十分にあるのに…。
この思考渋滞から抜け出すにはどうすればよいのでしょうか。

答えはシンプル。
情報の「量」より「種類」がカギなのです。

年収は高い。残業が多そう。
こういったデータは転職サイトやネット上の口コミサイト、ネットの体験談から拾ってきたものです。
自分の目や体感で確かめたものはありません。

社風が”いい”と言われても、自分でもそう思えるかなんてわかりませんよね。
このような情報の量が増えれば増えるほど、迷いが生じます。

だから大事なのは、「量」より「種類」。
思考渋滞から抜け出すには、自分が見て、聞いて、感じた情報が必要なのです。

・カジュアル面談で話を聞いた担当者の雰囲気が好きだった
・知人の紹介で「この会社に入って良かった」という言葉を自分の耳で聞いた
・職場見学で、社員たちの表情が穏やかだと感じた

この情報はネットだけでは得ることはできません。
ですから、比較で悩んでしまっている時、確認してほしいことがあります。

その情報は自分が体験したことか、それとも誰かから聞いたり調べたりしたことか。

そうすると、「あっ、今持っている情報は転職サイトやネットの情報ばかりだな。」というような気付きを得られます。
その気づきを得られたら、例えばカジュアル面談を申し込むなど、実際にその会社に話を聞きに行ってみる。

担当者の話し方や、オフィスの雰囲気など数字ではわからない情報がたくさんあるあず。
社風がいいというような口コミを読むだけではわからない感覚を得られます。
逆にあの口コミはそういうことだったのか、理解を深めることもできます。

「なんか担当者の雰囲気が良かったなー」という情報。
このような情報が感情を動かし、決断の材料となるのです。
決断にはこのような感情の動きが必要なのです。

思考渋滞に陥っている人は情報を集め十分に考えていました。
でも、そこで止まらず感じることが必要なのです。

その他、感情渋滞や意味渋滞から抜け出す方法も記載されています。
特に人間関係で悩んでいる方には、「感情渋滞」について参考にしていただきたいです。

また思考渋滞の予防法についても述べられています。
日頃からこの渋滞を予防することができれば、いざ悩みが出てきても焦らなくて済むのです。

詳しくは、本書をぜひ読んでみてください。

本と照らし合わせた実生活のリアル

少しばかり今回は転職のことを多く語ったかと思います。
それは、僕自身が苦労したからでもあります。

6月から転職活動を始め、おおよそ丸4か月。
9月末に転職先が決まりました。

意味車線については、この休職の間にじっくりと向き合った結果、決まっていました。
妻も自分も大事にする生き方をしたい。
だから、余白のある働き方をしたい。

その結果、週3の派遣社員として働くことを決断しました。

しかしながら振り返ってみると、なかなか転職活動が好転しなかったのは「情報渋滞」にハマっていたからかなと思います。

いろんな派遣サイトに登録して、毎時間というほど届くお仕事紹介メールに目を向ける。
確かに選択肢はあったが、選びきれない。
そんな渋滞にハマっていました。

ただ業種や週3勤務といった譲れない条件も確かに持っていた。
じゃあ、結局どういう風に動けたかというと「感情」でした。

分かりやすいところで言うと、転職エージェントの担当者Aさんとのやり取り。
懇切丁寧に対応してくださり、「この人からの紹介だったら、受けてみたい。」

もちろん、自分の譲れない条件とマッチしていることが前提でしたが、そう思えたのです。

別の転職エージェントの担当者Bさんだと、こちらが提示している条件と全然異なったお仕事を紹介してくる。
そんな対応をされたら、「なんかこの転職エージェントさんは違うなー。」と感じるようになりました。

さらに、職場見学やお顔合わせなどで会社の雰囲気を知り、自分が働けるイメージが持てるかという観点を重点的に置いていきました。
言ってしまえば、これも感情が動いたかどうかです。

自分で体感して得た情報というのが、最終的な決め手に繋がったと感じています。

ちなみにnoteでも転職活動の記録を残しています。
逆に、この会社の人の雰囲気が良くなった…という経験も書いております。

気になる方はこちらのnoteをご覧ください。
【自分に合う一社を見つけるゲーム|転職日記 vol.14】
https://note.com/yuu_dialy/n/n15ae14b79371?magazine_key=m7925cbd3257d

今回の記事は転職に重点を置きましたが、何か「長期的な」悩みを抱えている方にはぜひとも参考にしていただきたい一冊です。

まとめ

僕自身、教育コーチングの資格を持っています。
そのコーチングの根底には「答えは自分の中にある」があります。

何か話していいかわからない悩みも人に相談しながら話していくうちに、答えが見つかる。
そしてその答えはすでに自分の中にあったんだと気づけるのです。

いろいろな情報や気持ちがあるから渋滞にハマってしまう。
でも一つ一つを紐解いていけば、必ず解決するものです。
これまでも、あなたがそうして解決してきたように。

悩みをゼロにすることはできません。
でもいざ悩みがやって来ても、慌てて消そうとしなくていい。
深く悩んでいることって、それだけ人生に真剣である証拠なんですから。

さらに!!
👇あわせて読んでほしい
気がかりが溜まりに溜まって動けない、そんなあなたに読んでいただきたい一冊。
【5分要約】『気がかりゼロ』 頭の中がごちゃごちゃして動けない人に向けた一冊

この本を読んでみたい!と思われましたら、ぜひリンクからタップ・クリックしてみてください⏬

<ゆーのnoteダイアリー>
https://note.com/yuu_dialy

コメント